前回の続きになります。ウクライナ政府は被害に備えて、AWS(AmazonWebService)社のサービスを利用し政府機関がもつ莫大なデータをクラウドストレージに移行しているというニュースを紹介しました。
AWSは世界中に複数のデータセンターを所有しているので、万が一どこかのサーバーが戦渦に巻き込まれても、即座にデータが失われてしまうような心配はありません。ちなみに、AWSのデータセンターは、日本国内にも東京リージョン、大阪リージョンの2箇所が存在しています。
■AWS、国内 2 拠点目となるリージョンを開設
https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2021/03/osaka-becomes-second-standard-region-in-japan/
企業や自治体で取り扱うデータ量は年々増え続けているので、今後もこのようなデータ保全のサービス需要は増加していくと思われます。ただし、個人で所有するデータに関しては、このように大規模なサービスを利用する機会は少ないでしょう。大事なデータを突然失わないためには、こまめなバックアップで管理するのがお勧めです。
■データ保護ノススメ
■データバックアップ入門
また「AWS Snowball」のような企業向けのクラウドサービス以外にも、個人向けのクラウドサービスも多数展開されています。
■クラウドストレージのメリットと注意点
だいたいどのサービスも共通するものとして、数GB程度以内の利用なら無料、それ以上利用する場合が有料という形ですが、すでに別のサービス(AmazonならAmazonプライムなど)を利用しているなら無料の範囲が広がるサービスもあるので、ついでに利用してみるのもおすすめになります。
■マイクロソフトのOneDrive
■グーグルのGoogleDrive
■アマゾンのAmazonDrive
またネットワークHDDを家庭内サーバーとして活用するケースも増えてきているようです。弊社ではネットワークHDDの復旧実績も多数あるので、万が一の際には一度ご相談下さい。
■データ復旧事例 > LinkStation(リンクステーション)
■データ復旧事例 > TeraStation(テラステーション)
■データ復旧事例 > LANDISK等その他NAS