データレスキューセンターへのお問い合わせで、復旧の可能性についてご質問を受けることが多くあります。実際に媒体をお預かりして調査を行わない限り、正確な判断はできませんが、過去のよくある症例から、ある程度は復旧の可能性について推測することは可能です。

CASE1:「フォーマットしてください」という警告が出る場合
→書籍でいうところの目次にあたる管理情報が何らかの原因で損傷し、少なくとも先頭部分の読み込みができていない場合に表示されるエラーです。目次部分が破損しているだけで、本文にあたるデータ領域には痕跡が残っている事が多いので復旧の見込みは高いです。ただし、媒体の物理的な損傷が先頭部分の読み込みのエラーの原因になっていることもあるので物理障害が発生しているときもあります。

CASE2:誤ってフォーマット・削除してしまった場合
→見かけ上は消えているように見えるだけで、データの痕跡自体は残っていることがあります(CASE1と同様に本文の痕跡が残っている状態)。復旧の見込みは十分ありますが、例えばデータ抹消ソフトを使用している場合や、Androidスマートフォン上でのフォーマットは、データの痕跡も完全に消してしまうことがあり、復旧ができない場合もあります。
誤ってフォルダやファイル単位で削除してしまった場合もほぼ同じ状態になります。同様に完全削除をするような特殊な削除がされていない限りは復旧の可能性は十分にあります。
■データの削除・フォーマットについて
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CASE3:「スキャンして修復しますか?」との表示が出て、指示に従ったらデータが見えなくなった場合
→媒体内が空のように見えても、ドライブのプロパティ情報では使用容量が表示されるケースが多くあります。前記の2例と同じようにこの状態は媒体内にデータの痕跡は残っている可能性が高く、比較的復旧が見込めるケースとなります。ただし構造情報に部分的な書き換えが発生していることがよくあり、どの程度の復旧が可能かはケースバイケースになります。
■チェックディスク
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https://www.rescue-center.jp/elementary/vol37.html

CASE4:PCがフリーズしたので再起動したところ、「ディスクを挿入してください」のエラーメッセージが表示されるようになった。
→メディア自体が正常に認識できなくなっている可能性が高くなります。物理障害が出ている可能性もありますが、過去の事例では初期調査の段階で復旧できたケースもございます。物理障害の程度や範囲次第となりますが、物理的な処置を施すことや、最終的には分解・分離しての作業まで実施すれば復旧可能となることが多くあります。

以上、代表的な症例についてご説明しましたが、上記以外の症例でも復旧の可能性は十分ございます。症状や状況に応じて復旧作業のアプローチ方法は微妙に変わることもあり、ご相談・お申込みの際にトラブル直前・直後の症状、エラーメッセージの内容についてご確認させていただくこともございます。ご不明な点があればお気軽にお問合せください。

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■復旧率を下げないための10のルール
■よくあるトラブル事例
■データ復旧事例