突然パソコンの電源が入らなくなったり、使用中に電源が切れたりすることはありませんか? パソコンの故障の原因はいろいろありますが、原因の1つとして電源ユニットの故障はよく挙げられるところで、パソコンが故障した場合でも電源ユニットの交換だけで直ることもよくあります。
■電源ユニットの選び方~価格com
電源ユニットの故障と言ってもハードディスクの様に異音がするわけではなく、多少調子が悪くなってもパソコンの使用自体は可能なこともあるのでなかなか気が付きにくいです。それだけならまだいいですが、その状態で使用を続けるとハードディスクなど他の機器を巻き込んで壊してしまうことがあります。
電源ユニットの性能は主に総出力であるW(ワット)数で表されます。この数字が大きければそれだけ大きな電力を供給できます。
標準的なデスクトップパソコンでは消費電力が50~150W程度、ただしCPUやメモリの性能次第で大きく変わりますので、高性能なパソコンではこの倍以上になることもあります。電源の電力数はこのパソコンの消費電力の2倍程度ものが適切とされています。電源の劣化が進むと、徐々に電力の供給が少なくなることがありますし、電源効率を考慮してもある程度の余裕が必要だからです。
また電源の性能はそれだけではなく、電源変換効率という数字もあります。電源変換効率は「80PLUS認証」という指標で6段階のランクに分けられています。変換効率が高いとそれだけロスが少なく省エネでパソコンを使う事が可能です。
電源ユニットは高性能なものに替えてもパソコンの処理速度が上がるわけではありませんが、安定性の向上につながります。品質や精度は使用されているコンデンサーや熱処理の仕組みなどで変わってきます。熱がこもりすぎるとコンデンサーの寿命を縮めてしまいますが、高性能で電源変換効率が高い電源であればそれだけ発熱も減るので、長寿命につながります。
このように電源はパソコンを使用している間は常に動き続けるものになるので、気が付かない間にどんどん劣化していきます。突然に電源が入らなくなったパソコンのデータ復旧にも対応しておりますので、万が一の場合はお気軽にご相談ください。
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