iPhone ・iPadお使いの方は写真や動画などの保存場所に苦労されている方も多かったと思います。昨年アナウンスがありましたが、iOS・iPad OSで外部ストレージがサポートされることになり、データのやり取りが行いやすくなりました。
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Apple製品ユーザー向けにはライトニングコネクタ端子にUSB変換を介して接続できるタイプのUSBメモリが多く流通しています。専用の変換アダプタを使用することなくデータを手軽に移すことができ人気のある商品となっています。
しかしながらiOS・iPad OSの仕様はWindows, Android端末とは大きく異なっており使用する際に注意すべき幾つかあります。iPhone・iPadで使用するUSBメモリなどの購入を検討されている方は以下の点をご参考にしてください。

・OSのバージョン確認
 そのUSBメモリ等の製品自体がOSに対応しているかどうか、例えば製品によってはUSBへの電力の供給不足が発生することもあります。またUSBメモリ等とのデータのやり取りの際には、専用のアプリケーションを介して行うことが前提になっている製品がまだ多くあります。そのためそのアプリケーションがご使用中のiOS・iPad OSのバージョンに対応しているかどうかの確認も重要となります。

・MFIの認証
MFI認証とは、他社が製造販売しているデバイスがApple製品との互換性の基準に達しているか保証しているもので、Apple社が公式認定しているものであるとの証明となります。MFI認証のない製品の場合、動作が不安定になる可能性もあるので購入される際は参考にされることをお勧めします。

・扱えるファイルシステム
 一般的にはMacOSで認識できるものであれば、iOS・iPad OSでも認識は可能です。店舗で購入したUSBメモリ等でしたら通常は標準の「FAT32」、もしくはそれを拡張した「exFAT」のどちらかになっていることが多いと思いますが、両方とも対応しています。MacOSで標準の「HSF+」、「APFS」も当然対応はしておりますので、対応外なのはWindowsで標準となっている「NTFS」のみになるでしょう。そのため直前までWindowsで使用していたHDDなどでしたら接続しても使えない可能性があるので注意してください。

データレスキューセンターでは、iPhone ・iPad本体の内部データの復旧には対応していませんが、外部ストレージとして利用されているUSBメモリからの復旧の事例は多数ございますので、お困りの際はお気軽にお問い合わせください。

データ復旧事例 USB
ファイルシステムの種類
WindowsとMac間でのデータのやり取り
次世代ファイルシステム
USBメモリが認識しない原因と解決方法
復旧率を下げないための10のルール