寒い冬だからこそ今しか見ることのできない雪景色、絶景を撮影するために屋外にデジカメやビデオカメラ、スマートフォンを持ち出す機会が多くなると思いますが、皆様はSDカード、USBメモリ、HDDなどが高温だけではなく静電気や結露、低温状態にとても弱いことをご存じですか?
静電気によりSDカードなどの内部にダメージを受けてしまうと大切な写真などのデータが基盤のショートなどにより見えなくなってしまいます。対策としては、SDカードに触る前に、他の金属に触れておく、SDカードを帯電防止ケースに入れ持ち歩くなどがあります。
またお仕事などで外出先にUSBメモリやノートパソコンを持って行く機会も多いと思います。寒い冬は室外と暖房の効いた室内では大きな温度差があり、HDDの内部やUSBメモリの基板などに水滴が付着してしまい、ひどい状態になってしまうと破損の原因となってしまうこともあるので注意してください。
ほかにコールドブート現象と呼ばれる室温等の極端な低下によりPCの起動やスリープ状態からの復帰に失敗する症状もあります。これは温度低下によりハードディスク機器等の初期起動が正常に動作しないことが原因とされています。
一般的に、HDDの動作に適している温度の値は35℃~45℃で、室内の温度は20℃~30℃と言われております。またUSBなどのフラッシュメモリに関してはメーカで差はありますが0度以下の低温になると動作が不安定になるようです。このような不安定な環境での使用はデータの書き込みに失敗してしまうことや、データが消失してしまう事態になる可能性が高くなります。
対策として内部の部品が結露してしまわないようにHDDなど取り出しが可能な場合には取り出し、ゆっくりと温めてから使用することが大切です。
トラブルにより起動しなくなったパソコン、または認識しなくなった、データが消えてしまったメモリーカードからデータの復旧の事例は数多くございますので解決しなかった場合はデータレスキューセンターまでお気軽にご相談ください。
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