データ復旧コラム|データレスキューセンター

データレスキューセンターのスタッフによるデータ復旧コラム。PC、HDD、USBメモリ、SDカードの情報を中心としたお役立ち情報をお届けします。

2023年05月

個人情報とセキュリティ~その4

・情報保護の意識を持ちましょう
メディアで情報漏えいのニュースは大きく取り上げられます。決して他人事ではありません。普段から情報保護の意識を持っておくことが重要です。
「ID・パスワードは流用しない」「パスワードは最低でも8~10桁以上で有り触れた単語は使わない」といった基本的なことから「怪しげなウェブサイトへアクセスしない」「有名企業を名乗っていても安易に添付やリンクは開かない」という注意も必要も必要です。
■適切なパスワードの桁数は14桁以上!?<前編> 
http://blog.rescue-center.jp/archives/28242538.html
■データ復旧コラム > SSLなしのサイトにご注意
■データ復旧コラム > リスト型攻撃とは
■いまさら聞けないパソコン基礎知識 > パスワードの管理

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・携帯端末も狙われている
また、コンピュータウイルスもパソコンだけではなくスートフォンやタブレットをターゲットとして巧妙化・複雑化しているといわれます。例えば「無料」「便利」「手軽」といったキーワードでユーザーのアクセスを誘い、悪意のあるアプリをインストールさせ、情報を漏洩したりデータを暗号化したりするといった事例が近年では増えています。
■コンピューターウイルスと対策ソフト
■コンピュータウイルスの歴史
 
ウイルス対策ソフトで大きなシェアを持つカスペルスキーは、10年ほど前からすでにそういった事態を予測し、警告していました。
■カスペルスキー
https://www.kaspersky.co.jp/
次回「携帯端末も標的に」に続きます。

個人情報とセキュリティ~その3

個人情報とは
近年メディアで取り上げられることが増えてきた個人情報ですが、そもそも何をもって個人情報とするのか、定義を正確に把握されている方は少ないのではないでしょうか。
個人情報保護法によると、「生存する個人に関する情報であって、当該情報に含まれる氏名、生年月日その他の記述等により特定の個人を識別することができるもの」が個人情報と定義づけられています。
■個人情報の扱いについて
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マイナンバーカードにはプライバシー性の高い情報は保存されていないとはいえ、顔写真、氏名や性別、住所、生年月日といった情報が明記されています。氏名だけではなく複数の情報が保存され、特定の個人を識別しやすいわけですから、これは個人情報そのものといえます。
表記されている情報としては、運転免許証と同程度のものにすぎませんが、身分証明書として使われると例えば顔写真の部分を偽造してオンライン銀行で不正に口座開設をされる懸念もあれば、もし暗証番号が知られてしまった場合は印鑑登録証明書なども入手されてしまうリスクがあります。
運転免許証やクレジットカードなどと同様に、紛失・盗難の際には速やかに届けを出しましょう
■マイナンバーカード総合サイト
※マイナンバーカードの紛失、盗難などによる一時利用停止については、24時間365日受け付けられています。

マイナンバーに限らず、パソコンやスマートフォン上で動作するアプリにも様々な個人情報が利用されています。電話番号やメールアドレスはもちろんのこと、氏名、住所、生年月日に加え、クレジットカード番号など非常に重要度の高い情報もやり取りされています。
さらに、職場や学校などで利用されるUSBメモリや、スマートフォンに入っているmicroSDカードにも個人情報は含まれています。そこには使用者本人の情報だけでなく、仕事上の取引先や関係者、学校であれば児童生徒や保護者など、第三者の個人情報も含まれているということを常に意識しておく必要があります。

次回「情報保護について」に続きます。
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