2023年04月
マイナンバーカードについて
2023年現在、マイナンバーはeTAXによる電子申告やマイナポータルへのログイン、オンラインバンキングや行政サービスを受ける際などに利用されています。また、マイナンバーカードを利用して、コンビニエンスストアで住民票や印鑑登録、戸籍や所得といった公的な証明書を発行することができます。さらに、2021年10月からは健康保険証としての利用も可能になっています。
※これも勘違いしている人がよくいますが、健康保険制度が新しいシステムに切り替わったわけではなく、あくまでも病院の窓口で示す健康保険証がマイナンバーカードで代用できるようになったというだけです。
このように便利に使えるのは、マイナンバーカードに様々な情報が記録されたICチップが埋め込まれているからです。ただし、所得や納税額などといったプライバシー性の高い情報は保存されていません。健康保険証として利用する場合も、特定健診情報や薬剤情報は保存されないようになっています。
また、利用する際に必要なパスワードは1つではありません。「署名用電子証明書パスワード」、「利用者証明用電子証明書パスワード」、「住民基本台帳用パスワード」、「券面事項入力補助用パスワード」がそれぞれ設定されており、入力を誤った場合、署名用電子証明書パスワードは5回、その他のパスワードは3回連続で間違えた時点でロックがかかり、そのマイナンバーカードは使用できなくなります。再度使用するためには、本人が発行自治体に赴きパスワードの再設定を行わなければならなくなっているのです。
マイナンバーカード利用の際には本人確認が徹底されており、万が一、マイナンバーが第三者に知られてしまったとしても、重要な個人情報が漏えいすることはないとされています。
■総務省 マイナンバーカードのセキュリティ対策https://www.soumu.go.jp/kojinbango_card/03.html#security
次回「個人情報とは」に続きます。