データ復旧コラム|データレスキューセンター

データレスキューセンターのスタッフによるデータ復旧コラム。PC、HDD、USBメモリ、SDカードの情報を中心としたお役立ち情報をお届けします。

2022年02月

Windows8のサポート終了

Windows7のサポート終了は2020年1月でしたが、今度はWindows8.1のサポート期限が近付いてきました。Windows8.1の延長サポート対応も2023年1月10日についに終了します。
サポートが打ち切られると「仕様変更や新機能のリクエスト、セキュリティの更新プログラム、無償 / 有償サポートなど、マイクロソフトが提供する重要な更新を含むすべてのサポート」が終了することになります。
■ご存じですか OS にはサポート期限があります!
ユーザーにとっての大きな問題はセキュリティ更新プログラムの提供がなくなることでしょう。更新プログラムは、不具合やセキュリティの脆弱性を修正するためのプログラムです。開発当時には発見されていなかったWindowsや様々なアプリのバグや、新しい技術を使った攻撃が出てきても、それに対応したセキュリティ更新プログラムを適用することで、パソコンを安全・快適に利用することができます。この更新の提供がなくなると、新しい脅威が発見された際には、自分だけの問題ではなく、攻撃の踏み台に利用されることもあれば、メール等でのつながりのある方に影響をあたえることもありえます。サポートが切れたOSを使い続けることはリスクが高いということを踏まえて、事前に対応を考えておきましょう。

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■いまさら聞けないパソコン基礎知識 > コンピュータウイルスと対策ソフト
OSの移行に際しては、特に使用しているアプリや周辺機器の確認が重要です。ドライバのバージョンやOSの対応はもちろんのこと、PCによっては周辺機器の接続端子の数なども確認しておく必要があります。
また本体は買い替えずにOSをアップグレードする場合には、失敗してOSが起動しなくなる、データが消えてしまうなどのトラブルの可能性があります。アップグレード前に完全なバックアップを行うことを忘れないようにしましょう。
■Windows11の発表
弊社サイトでもバックアップに関してのご案内がありますので、ご参照ください。
■データバックアップ入門
データレスキューセンターでは、OSのアップグレード時に消えてしまったデータの復旧にも対応しておりますので、変更時のトラブルの際は、お気軽にお問い合わせください。
■PC/HDD(ハードディスク) データ復旧事例
■SSD データ復旧事例

Windows11の新機能~Androidアプリへの対応

Windows11がリリースされてしばらくたちます。デザインが一新され操作性・視認性が変わった、一部の機能が追加・廃止された、Androidアプリに段階的に対応というあたりが大きな変更点ですが、ユーザーからみると然程の変化でもなく、評判としては可もなく不可もなくといった感じのようです。

Androidアプリへの対応については、今年の2月にようやくWindows11上でAndroidアプリが使用できる機能がプレビュー版として公開されます。
■Announcing Android™ apps on Windows 11 Preview for Windows Insiders in the Beta Channel
「Windows Subsystem for Android」と呼ばれるこの機能は、Windows11上の「Microsoft Store」からインストールできるようになります。現在は、まだアメリカのアカウントのみの制限となっていますが、近いうちに日本版のWindows11でも利用できるようになるでしょう。
なお、Androidのアプリは、Googleが提供しているGooglePlayストアではなく、「Amazon アプリストア」が提供するアプリに限定されます。GooglePlayストアに比べると、Amazonアプリストアが提供しているアプリはかなり少ない状態ですが、Windows11で利用できる環境がくると、アプリの数も今後増えてくることでしょう。

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Windows上でAndroidアプリが利用できるようになれば、例えばスマフォでよく遊んでいるゲームをPC上の大きな画面で楽しめるようになりそうです。またスマフォからだったら簡単に操作できるがパソコンからだと面倒な手間がかかる監視カメラなどのサービスでも、Androidアプリを経由させることでWindows上から簡単に操作できるようになるという利用方法もありそうです。

なお、弊社では、PCやAndoroidで使用されているmicroSDカードからのデータ復旧を行っております。ご利用されているPCが起動しなくなった、データを誤って削除してしまった、スマフォ上でmicroSDカードが認識されなくなったなどでお困りの際は、お気軽に弊社までご相談ください。
■PC/HDD(ハードディスク) データ復旧事例
■SSD データ復旧事例
■SDカード/microSDカードのデータ復旧事例

新コンテンツ「OCR、Googleドライブを使った文字起こし」を公開

データグリーンは新コンテンツ「OCR、Googleドライブを使った文字起こし」を公開しました。

手書きの文章や印刷された文章をデジタル化するOCR技術について簡単に説明しています。
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■OCR、Googleドライブを使った文字起こし
https://www.data-green.jp/ocr/
■音声・動画データの文字起こし「データグリーン」

過去最大容量の20TB HDDが発売

2021年末に、Seagate社から20TB(テラバイト)の大容量HDDが発売されました。
Seagate社がNAS向けとして展開している「IronWolf Pro」シリーズの製品で、2020年に18TBのモデルが発売されていますが、それを更に超える大容量モデルです。また、同時にエンタープライズ向けの「Exos X」シリーズでも同じく20TBのモデルが発売されています。これらは2022年1月時点で製品化されているHDDとしては、過去最大の容量です。
またWesternDigital社も少し遅れて2022年1月にエンタープライズ向けの20TBモデルを市場に投入しています。
■ASCII.jp:Seagateからデータセンター向けの20TB HDDが登場、20TBは2モデル目
■ASCII.jp:容量20TBの3.5インチHDD「WUH722020ALE6L4」がWestern Digitalから発売
■いまさら聞けないパソコン基礎知識 > HDDの主要メーカーとグレードの特徴

HDDの大容量化の技術は、プラッタの枚数を増やしたり、プラッタ上のデータを記録するブロックを細かくしたりする方法のほかに、ヘッドの構造や磁気の記録方式の改善、ヘリウムの充填などといった様々な工夫が凝らされてきました。現在も大容量化の研究は進められており、2025年までには容量40TBに達するといわれています。
■いまさら聞けないパソコン基礎知識 > HDDの大容量化技術について

近年はSSDが普及してシェアは入れ替わっていますが、容量やコスト、耐久性など、用途に応じたHDDの需要はなくならないとされています。
リモートワークが一般的になった昨今では、自宅からオンラインで会社にアクセスし作業が行うのが当然になっています。社内の書類もどんどん電子化が進んでいるので、企業の扱うデータの量は飛躍的に増加していくことでしょう。そのためには会社側も大容量で安価なストレージを用意する必要があるのです。そういった状況下で、大容量のストレージの普及はうれしいニュースといえます。
■メディア解説 > SSDについて
■いまさら聞けないパソコン基礎知識 > テレワーク(在宅勤務)の基礎知識
■データ復旧コラム > サーバーってなに?

SSDにもTB(テラバイト)クラスの製品が多数登場し、今後もストレージの大容量化は進んでいくと思われます。しかし、どれだけ大容量になっても記録媒体であるHDDもSSDも消耗品であることに変わりはありません。突然の不具合や不意の事故によりデータが失われる危険性は常に存在するといえます。
大切なデータだけでなく、そこにかけた労力や時間、コストを無駄にしないためにも、定期的にバックアップを取ることをお勧めします。
万が一の事態には、データレスキューセンターにお気軽にご相談ください。
■データバックアップ入門
■データ保護ノススメ
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