近年はタブレット端末、パソコンの所持率が横ばい傾向にありました。しかし総務省が発表した情報通信白書令和3年度版によると、最新の統計ではパソコンやタブレッド端末の所持率が堅調に増加したとなっています。また数値として顕著に表れているのがインターネットトラヒックの増加です。総務省発表の集計では前年同月比で2020年5月は57.4%増加、2020年11月は56.7%の増加となっています。
■総務省 関係情報:情報通信関連:情報通信白書
■総務省 令和3年版 情報通信白書のポイント
コロナ禍の影響により、テレワークやオンライン授業等、インターネットにつながる端末の活用機会が著しく増加したことや、それ以外にもYouTubeやNetflix等の通信量の多い動画サービスの利用増加の影響も考えらます。
携帯端末の増加にあわせて、家庭でのWi-Fi環境も一般的になってきました。ただしWi-Fi接続は環境次第では不安定になることもあり、リビングで使えても自室に戻ると繋がらないケースなどもよくあります。そのような場合でも中継器を利用すれば接続を安定させることができます。中継器は安価でサイズも小さく、コンセントに直接させるタイプもあり、手軽にWi-Fiの接続範囲を広げることが可能です。ただし、あくまでも親機にあたるルーターとの中継器であるという仕組み上、接続の切り替わりのタイミングで不安定になることや、上りと下りで回線を共有することになるので速度も半減するデメリットがあります。そういった問題を解決するには、メッシュWi-Fi機能をもったルーターがお勧めです。
■広い家の無線LANにはメッシュネットワーク
メッシュWi-Fiはメインとサテライトと複数台のルーターを繋いで網目のように通信環境を確立する機能で、中継器との違いとしては、親機・子機の関係がなくなり、メインルーター自体の無線範囲が拡張されることになるという点です。サテライトもルーターとしての機能を持っているため負荷の分散や、接続可能台数が中継器と比べると多くなるなどのメリットも生まれます。デメリットとしては中継器に比べると少し割高になり、また同じメーカーの機器同士でないと相性問題が発生する可能性もあります。
※この点はWi-Fi EasyMeshに対応している機器で揃えれば問題ありません。
メッシュWi-Fi機能付きルーターにも、中継器にもメリット・デメリットがあります。ご自宅のWi-Fi環境にトラブルが多い、速度が遅いので買い替えたいといった場合は、どちらがより自身の環境に合うかをしっかりと検討してから購入することをお勧めします。
また無線ルーターに外付けHDDを接続するとNASとして利便性の高い共有のHDD
として使用できるものもあります。そういったHDDの場合、構成が特殊なこともあり、トラブルが発生するとデータ復旧が困難になることもあります。もしもの時にはデータレスキューセンターまでお気軽にお問い合わせください。
■メディア解説 NASについて
■リンクステーションのデータ復旧事例
■LANDISK等その他NASのデータ復旧事例