Internet ExplorerはMicrosoft Plus! for Windows 95に初めて搭載され、以降代々のWindowsで標準ブラウザとして長年愛用されてきました。
しかしWindows10でInternet Explorer に代わるブラウザとしてMicrosoft Edgeが登場し、遂にInternet Explorerの開発も終了、サポートも2022年6月15日に終了となります。20年以上の歴史のあるソフトウェアの終了は少し残念な気がします。
■Internet Explorer は Microsoft Edge へ – Windows 10 の Internet Explorer 11 デスクトップアプリは 2022 年 6 月 15 日にサポート終了
Windowsで利用可能なブラウザはインタネーネットの普及に伴いNetscape、Opera、Firefox等、Internet Explorer以外に多数のブラウザが登場しています。
■ブラウザの歴史
特にGoogleChrome登場後はInternet Explorerのシェアは年々下がっていき、2012~2013年に逆転されています。(図1 資料:StatCounter Global Stats)
図1 2009年01月~2021年05月Worldwide
デスクトップパソコンでのInternet Explorerのシェアは2021年4月時点で1.67%まで減少しています。これは全世界でのシェアになりますが、日本のみでみると、2021年4月時点でまだ6.34%あります。(図2 資料:StatCounter Global Stats)
※図2のEdge LegacyはEdgeHTMLエンジンで、現行のMicrosoft EdgeはChromium エンジンのため、Microsoft EdgeはOtherに含まれています
他にも日本では世界に比べてMicrosoft Edgeのシェアが高くなっています。(図3,図4 資料:StatCounter Global Stats)
図3 2021年04月 Worldwide
日本はガラケーと呼ばれる独自仕様の携帯が普及し、スマートフォンではAppleがシェアトップとなる独自の傾向(WorldwideではAndroidがトップ)があり、使用ブラウザにも国民性が表れているのかもしれません。
日本ではInternet Explorerのシェアが高くサポート終了の影響を最も大きく受けそうですが、Internet Explorerと親和性が高いMicrosoft Edgeのシェアも高いため、そのままMicrosoft Edgeへの移行が進めば大きな問題にはならないかもしれません。
※Microsoft EdgeにはTrident MSHTML エンジンに簡単に切り替えられるIEモードがあるため、Microsoft Edgeでうまく表示できない場合もIEモードを利用して表示させることが可能。
Internet Explorerをご利用されている方は次のブラウザをどうするか、早めに検討されることをお勧めします。
インターネットエクスプローラで良く訪問するページをお気に入り(ブックマーク)されている方も多いと思いますが、データレスキューセンターではパソコンが故障した際の、IEのお気に入りデータの復旧にも対応しています。お気軽にご相談ください。
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