データ復旧コラム|データレスキューセンター

データレスキューセンターのスタッフによるデータ復旧コラム。PC、HDD、USBメモリ、SDカードの情報を中心としたお役立ち情報をお届けします。

2021年05月

Chrome OS とは

近年、新型コロナウイルスの影響によるビジネス、教育分野においての需要拡大などを背景に、家電量販店などでも目にすることの多くなったノートパソコンにChromebook(クロームブック)があります。
「Chrome OS」という見慣れないOSが搭載されており、最低限のハード構成と格安の値段設定から、第3のパソコンと呼ばれることもあります。最近このChrome OSがついにMacOSのシェアを超えたと報道されており、現在注目のOSとなっています。
■安さがポイント? ChromebookがMacのシェアを抜く! 学校再開でさらに勢い加速か ~ OTONA LIFE

Chrome OSとは、LinuxをベースとしたOSの1つです。Androidと類似しており、開発に関してもGoogle社が独自に行っています。Chrome OSはWindowsやMacOSとは大きく異なった特徴を持っています。
■Google Chromebooks

従来パソコン上で業務データの作成や、メールのやり取りなどは専用のソフトウェアをPCにインストールしてから作業を行うことが一般的でしたが、Chrome OSは基本的に外部のソフトウェアをインストールする必要はなく、webブラウザ上でのGoogle社のオンラインサービスの利用を前提としています。
PC上に余分なストレージを確保する必要がなく、オンライン環境とGoogleアカウントがあればどんな場所、状況でもシームレスなPCの利用ができることが大きなメリットになります。セキュリティーの対策においても「サンドボックス」と呼ばれる仮想環境内で動作するよう設計されているので、非常に強固な対策となり、またローカル内に保存するデータが少ないため媒体を紛失したとしてもデータ漏洩のリスクが非常に低く抑えられています。
ただし逆に言うと、その特性上オンライン環境がないとほぼ何もできない、使用可能なアプリも限定されるというのが大きなデメリットになります。
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使う人を選ぶパソコンではありますが、コストパフォーマンスが非常に優れていることから、アメリカの教育現場で活用されているほか 、日本でも一部で導入が進んでいます。
文部科学省のGIGAスクール構想や、コロナ禍による在宅学習の増加なども受け、シェア増加につながっているようです。

弊社ではChromebookからのデータ復旧にも対応しています。またOSを問わずデータ復旧を行っておりますのでお困りの際はお手軽にお問い合わせください。
■SDカード・microSDカード データ復旧事例
■PC/HDD(ハードディスク) データ復旧事例
■SSD データ復旧事例
■復旧率を下げないための10のルール

ゼロトラスト・セキュリティとは

従来のセキュリティ対策は、ネットワークの内部と外部を明確に分別したうえで、外部からの侵入に対して厳格な認証を行う「境界型セキュリティ」が主流でした。しかし境界型は侵入してしまった脅威に対しては機能しないため、一度侵入されてしまうと手遅れになってしまいます。
■コンピュータウイルスと対策ソフト
■コンピュータウイルスの歴史
■ゼロデイ攻撃とは

近年注目されるようになった「ゼロトラスト・セキュリティ」は、内部と外部を分けずにすべての通信を監視します。「全ての通信を信頼せず(=トラストがゼロ)、攻撃されることを前提にする」といういわば性悪説に立つ考え方で、アメリカの調査会社フォレスターリサーチによって、2010年に提唱されました。
ここ数年でクラウドサービスの利用が一般的になり、さらにコロナウイルスの影響からリモートワークが定着してきたことでオンラインでのやり取りやデバイスの社外への持ち出しが増え、内部と外部の境界があやふやになってきました。より高度なセキュリティ体制が求められるようになり、「ゼロトラスト・セキュリティ」も浸透するようになりました。
■テレワーク(在宅勤務)の基礎知識
■リモートワークとバックアップ

「ゼロトラスト・セキュリティ」の特徴としては、社内のアクセスからも都度認証と許可を行い、また認証されたアカウントに対しても実行可能な行動を制限することでセキュリティ性を高める点がまず挙げられます。たとえばデータのコピーやアプリケーションの実行ですらも段階にわけて制限されるので、攻撃者が何とかして侵入したとしても、不正なアクセスが容易にはできなくなります。
ACCESS GRANTED
さらに、アクセスは全て記録・監視し、検証するという点も原則の一つです。デバイスがどういった状態にあるか常に監視し可視化することで、異常が発生した場合にいち早くリスクを検出することができます。例えば、悪意のあるプログラムが実行されたことが発覚した場合でも影響を受けたデバイスを即座に隔離するといった対応が取れるようになります。
ゼロトラスト・セキュリティはこれまでとは異なる考え方に基づいたセキュリティとして注目され、企業では既に導入が始まっているようです。

大がかりなセキュリティ対策をとることは難しい環境でも、外付HDDをもう1台使用して複数のバックアップを取るというのはさほど難しいことではありません。攻撃だけでなく、不意のアクシデントにも備えて別のメディアに同じデータが保存されていれば安心です。もちろん、定期的なバックアップを行っていても不測の事態というのは起こりうるものです。万が一の場合は、データレスキューセンターにお気軽にご相談ください。
■データ保護ノススメ
■データバックアップ入門

電源ユニットについて

突然パソコンの電源が入らなくなったり、使用中に電源が切れたりすることはありませんか? パソコンの故障の原因はいろいろありますが、原因の1つとして電源ユニットの故障はよく挙げられるところで、パソコンが故障した場合でも電源ユニットの交換だけで直ることもよくあります。
■電源ユニットの選び方~価格com

電源ユニットの故障と言ってもハードディスクの様に異音がするわけではなく、多少調子が悪くなってもパソコンの使用自体は可能なこともあるのでなかなか気が付きにくいです。それだけならまだいいですが、その状態で使用を続けるとハードディスクなど他の機器を巻き込んで壊してしまうことがあります。
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電源ユニットの性能は主に総出力であるW(ワット)数で表されます。この数字が大きければそれだけ大きな電力を供給できます。
標準的なデスクトップパソコンでは消費電力が50~150W程度、ただしCPUやメモリの性能次第で大きく変わりますので、高性能なパソコンではこの倍以上になることもあります。電源の電力数はこのパソコンの消費電力の2倍程度ものが適切とされています。電源の劣化が進むと、徐々に電力の供給が少なくなることがありますし、電源効率を考慮してもある程度の余裕が必要だからです。
また電源の性能はそれだけではなく、電源変換効率という数字もあります。電源変換効率は「80PLUS認証」という指標で6段階のランクに分けられています。変換効率が高いとそれだけロスが少なく省エネでパソコンを使う事が可能です。

電源ユニットは高性能なものに替えてもパソコンの処理速度が上がるわけではありませんが、安定性の向上につながります。品質や精度は使用されているコンデンサーや熱処理の仕組みなどで変わってきます。熱がこもりすぎるとコンデンサーの寿命を縮めてしまいますが、高性能で電源変換効率が高い電源であればそれだけ発熱も減るので、長寿命につながります。

このように電源はパソコンを使用している間は常に動き続けるものになるので、気が付かない間にどんどん劣化していきます。突然に電源が入らなくなったパソコンのデータ復旧にも対応しておりますので、万が一の場合はお気軽にご相談ください。

■PC/HDD(ハードディスク) データ復旧事例
■データの復旧率を下げない為の10のルール
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