データ復旧コラム|データレスキューセンター

データレスキューセンターのスタッフによるデータ復旧コラム。PC、HDD、USBメモリ、SDカードの情報を中心としたお役立ち情報をお届けします。

2021年03月

19周年記念キャンペーンのお知らせ

弊社は2021年5月をもちまして会社設立19周年を迎えます。PC、外付けHDD、NAS・RAID、SDカード/microSDカード、USBメモリのデータ復旧作業を全国からご依頼いただき、業界トップクラスのシェアをあげるまでに成長することが出来ました。これもひとえに、お客様、お取引先様をはじめとする皆様のご支援の賜物と心より感謝申し上げます。

多くの皆様のご愛顧に感謝の気持ちを込めまして、データ復旧作業をご依頼いただいたお客様全員、データ復旧後の送料を当社負担(返送料無料)、合わせてHDD(NAS、RAID含む)、SSDからのデータ復旧作業をご依頼いただいたお客様全員に「データレスキューセンターのロゴ入りデスクスタンド(※)」をプレゼントさせていただく、19周年記念キャンペーンを実施いたします。
※デスク回りに散在するスマホや電卓、ボールペン、印鑑、クリップ等をスッキリ綺麗に収納するデスクスタンドです。カワイイ、ゾウさんの形でほっこり気分。USBやマウスのコードも踏むこと無くゾウさんの足で楽々回避できます。 

データ復旧でお困りの際は、この機会に是非データレスキューセンターをご利用ください。

SSDの取り扱い方

ストレージとして主流となったSSD(ソリッドステートドライブ)ですが、従来のHDD(ハードディスクドライブ)とは違った特性がいくつもあります。SSDのおすすめの使い方や注意事項について解説します。
■SSDについて

まずSSDの大きな特徴としては、読み込みに比べて書き込みが苦手で、特に書き換えの場合は速度も遅くなるということがあります。これはSSDの仕様上の制限で、書き換えの際は直接データを変更しているのではなく、一度別の場所に書き写して修正してまた戻してというような面倒な手順をとっているためです。
SSDに対して頻繁な書き換えは寿命を縮めるということもよく注意に挙げられます。ただし寿命については、数百GB以上での書き換えを毎日のようにするというような極端な使い方でない限りは、そこまで気にすることはありません。
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もちろん頻繁な書き込みが発生する、例えばキャッシュドライブ的な使い方はやはりSSDには不向きです。書き換えが中心の使い方ではせっかくの性能を生かしきれません。一度書き込みしたら書き換えがほぼ発生しない画像や音楽、映像などのデータや、あるいは頻繁に読み取りが発生するがその際のタイムラグが少ないほど快適になるゲームのデータだとSSDの性能が効果的に発揮されます。
もしHDDとSSDを併用しているような環境でしたら、SSDはシステムのインストール先に使用し、ゲームやofficeなどのプログラムや一般的なデータファイルなどの保存するようにして、Tempなどのキャッシュフォルダや、Windowsの場合でしたらOSの休止状態(ハイパーネーション)、仮想メモリ、インデクス作成の機能などもOFFにするかHDD側にキャッシュ先を移しておくという設定も環境によってはお勧めになります。
■【Windows 10対応】WindowsのTEMP/TMPフォルダの場所を変更する

また使い込んでいるうちに最近動作が遅くなったと感じるようになる場合はデフラグの実施もお勧めします。デフラグについてはSSDが出始めの時代においてはデフラグ不要論・必要論で議論もありました。従来のWindowsの断片化解消のためのデフラグはあくまでもHDD向けのものであったことや、そもそも断片化の影響が殆どでないなどの事情がありましたが、Windows8以降はOSの対応が変わったので状況に応じて勧められるようになりました。現在では、Windows10において、trim機能としてのデフラグを月に1度ぐらいのペースで行う程度なら有用とされる意見が多いようです。

弊社はSSDからのデータ復旧にも対応しておりますので、トラブルが発生してデータの復旧が必要な場合は是非ご相談ください。

■データ復旧事例 > SSD(Solid State Drive)
■SSDが認識しない原因と対処方法
■SSDのトラブル対策

「SSDの違い(規格やインターフェース)」を掲載しました。

いまさら聞けないパソコン基礎知識に「SSDの違い(規格やインターフェース)」を掲載しました。
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https://www.rescue-center.jp/elementary/vol64.html

USBメモリとUBSメモリ型SSD

通常のUSBメモリと同じようなスティック状の形をしたSSDがあります。どちらも内部のフラッシュメモリにデータを保存するという仕組みは一緒です。見た目や大きさがほとんど変わらず、別のメディアとして存在しているのはなぜでしょうか。

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■エレコム:外付けポータブルSSD[ESD-EMNシリーズ]
■バッファロー:スティックSSD[SSD-PHU3-Aシリーズ]

実際に利用した場合に気が付く大きな違いは、パソコンからの認識が異なる点になるでしょう。USBメモリはリムーバブルディスク(取り外し可能な記憶装置)として認識されます。これはメモリカードなどと一緒です。一方SSDは内蔵ハードディスクと同じようにローカルディスクとして認識されます。
■SSDについて
■USBメモリについて

OS側から種類の違うメディアとして認識されるということは、実は使われ方に大きな違いがでてきます。リムーバブルディスクとして認識されるUSBメモリやメモリカードは、ディスク自体に対してドライブレターが与えられ、パーティションで分割出来ないメディアとなります(※Windows上から簡単にできないというだけで実際には可能です)。パソコンから取り外す際は、ディスクを右クリックして表示されるメニュー内で「取り出し」を選択すれば、簡単に取り外しが可能です。
つまり取り外しが簡単なリムーバブルディスクは、異なるPCやデバイス間でのデータの受け渡しなどに利用するためのメディアとして位置づけられているわけです。
■ドライブレターについて

一方でローカルディスクとして認識されるディスクは、パーティションの分割が可能で、リムーバブルディスクだとインストールできないアプリケーションもインストールが可能です。但し右クリックのメニューからの取り外しは出来ず、「ハードウエアを安全に取り外してメディアを取り出す」の操作がひと手間発生します。
つまりローカルディスクは気軽に取り外しするものではなく、パソコンに内蔵されているHDD/SSDの代わりや、あるいは拡張するためのものとして位置づけられていました。
■外付けHDDについて

しかしスティック状のSSDには、様々な使い方が考えられます。
まず大きな特徴として挙げられるのが高速な読み書き性能です。SSDのため従来のUSBメモリ/ポータブルHDDと比較すると約3~10倍の速度差が出ること、数百GBからの大容量モデルが主流で、またHDDと比べると振動に強く、手のひらサイズに収まる手軽さなどから、極端にサイズの大きなデータの持ち運びや、ゲーム機との接続、出先で急に大容量のデータのバックアップが必要になったときなどには便利に使えそうです。
一方であくまでローカルディスクなので、リムーバブルディスクが対象の機械、例えば音楽や動画ファイルをそのまま読みだして再生をするカーステレオやプレイヤーなどには対応していないこともあるようです。

容量や値段もそれぞれで異なりますので、ご使用の用途をよく見定めてからの購入をお勧めいたします。なお、多少の耐久性の違いはあってもUSBメモリもUSB-SSDも、どちらも突然に壊れてしまうメディアとなります。
データレスキューセンターではUSBメモリSSD関係なくデータ復旧に対応しておりますので、何かございましたらお気軽にご相談ください。
■SSDが認識しない原因と対処方法
■USBメモリが認識しない原因と解決方法
■SSDデータ復旧事例
■USBメモリ データ復旧事例

5G基地局と自動販売機

次世代の通信規格である5Gが2020年3月から開始されています。
5G通信の特徴としては、従来の4G通信より映像などのダウンロード速度が約10倍に向上し、また通信上の動作の遅延が従来の10分の1程度に低減されている点です。
動作の遅延と言われてもピンとこないかもしれませんが、実感できる身近な例としては、例えばオンライン会議の映像の遅れがなくなり、よりリアルタイムで表示されるようになる等です。
この通信のリアルタイム性が増すということには、実はもっと大きな意味があります。例えばネットワークを介した自動運転やオンライン手術など、これまで実験段階だったサービスがいよいよ実用可能なレベルになってきたということです。
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このような非常に魅力的な5G通信ですが、まだまだ適用範囲の狭さが問題とされており、基地局の拡充が大きな課題です。
関西ではインフラ整備に関して以下のような実験がスタートしています。
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NTTドコモは5日、ダイドードリンコと組んで自動販売機に次世代通信規格「5G」の基地局を設けると発表した。まずは2020年中に大阪市内に1カ所設け、22年から全国の市街地で本格展開する。全国に28万台あるダイドーの自販機を生かし5G通信できる地域を広げる。
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計画されている基地局はスモールセルと呼ばれる小型のタイプのことで、電波の届く範囲は半径数十~数百メートル程度と狭いですが、自動販売機のように街中に無数に存在している設備を利用することで、都心などの遮蔽物が多く存在している環境下でも安定した高速通信を実現することができます。また大規模な基地局を建造することに比べ、土地の確保のコスト面や設置にかかる工事時間の短縮など、提供側の負担も大幅に減る良いアイデアと言えます。
今後5Gの普及においてはこのような今までは実施されなかったユニークな方法も検討されることでしょう。

ただし全国津々浦々で5GBが当たり前のように使われるようになるのはまだ数年以上はかかるとみられています。5G対応端末やサービスがまだ高額なこと、現状では5Gならではのコンテンツも少なくWi-Fiでも満足しているユーザーが多いことなど、5G市場の拡大は今後も緩やかに続いていくことが予想されています。

データの大容量化に伴いスマホ本体の容量では物足りないと外部メモリを利用されている方も少なくないと思います。弊社ではスマートホンでご利用されているmicroSDカードのデータ復旧に対応しています。microSDカードのトラブルでお困りの際はお気軽に弊社にご相談ください。

■データ復旧事例
■データ保護のススメ
■SDカード/microSDカードが認識しない原因と確認ポイント
■SDカードについて
■無線技術について