データ復旧コラム|データレスキューセンター

データレスキューセンターのスタッフによるデータ復旧コラム。PC、HDD、USBメモリ、SDカードの情報を中心としたお役立ち情報をお届けします。

2020年01月

ブルーレイディスクの注意点

ブルーレイディスク(Blu-ray Disk)は25GBや50GBの大容量データを書き込むことができるディスクです。ハイビジョン録画の動画データの保存以外にも、家庭でもさまざまな形でご利用されている方も多いと思いますが、突然に読み出しできない、再生できないといったトラブルが発生することもあります。

ブルーレイディスクはDVDよりも容量・転送速度ともに遥かに高性能になっていますが、残念ながら耐久性は低下しています。
主な原因として、記録面の樹脂層がDVDの約0.6mmに対して、ブルーレイディスクは約0.1mmと薄くなったことで、ちょっとした傷・汚れの影響で読み取りエラーを起こしてしまうことがあげられます。
同様に歪みにも弱いため、保管方法にも注意が必要です。

■光学メディアについて
■光学メディアの障害

光学メディアの大量保管に向いている不織布ケースですが、一般のCD/DVD用のものは不繊布表面の凸凹が大きいため、ブルーレイディスクには向いていません。あっという間に傷や歪みが発生して読みだせなくなる可能性があります。ブルーレイディスク対応の不織布ケースを利用するか、もしくは傷や歪みの防止を第一にするならプラケースやトールケースに入れて縦向きに保管することをおすすめします。
横向きにおくとディスクの表面に圧力がかかり、樹脂層に歪みが生じる可能性があるので注意してください。
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また、DVDやCDを含む光ディスクは、時間の経過で劣化します。
耐久性は10年以上と言われていますが、使用環境や保存条件によって大きくかわります。
特に直射日光が当たる場所や、温度・湿度の差が大きいと影響を受けやすくなります。
市販の音楽CDや映像DVD/ブルーレイディスクは、記録面に物理的に微細な凸凹をつけることでデータが記録されますが、家庭で利用されるディスクは、記録面の特殊な色素にレーザー光を当てて化学変化させることで、凸凹を疑似的に再現して記録されます。
その為、光が当たったり、温度・湿度の変化で記録面の劣化が発生し、読み出しができなくなるのです。
ブルーレイディスクを保管する際は、冷暗所に縦置きで保管するのが望ましいといえます。

ただし、どのように厳重に保管していても、いつの間にか読み出しができなくなる可能性はあります。
定期的なバックアップは忘れないようにしてください。
もし、保存していたブルーレイディスクやDVDが読み出しできないなどのトラブルが発生した場合は、お気軽にご相談いただけましたら幸いです。

■データ復旧事例 > FD/CD/DVD/Blu-ray(ブルーレイ)

USBメモリが認識しない原因と解決方法を掲載しました。

いまさら聞けないパソコン基礎知識に「USBメモリが認識しない原因と解決方法」を掲載しました。
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https://www.rescue-center.jp/elementary/vol55.html

ダイハツディーゼル西日本株式会社様のコメントを掲載

データの削除を行ったSDカードのデータ復旧をご依頼いただいたダイハツディーゼル西日本株式会社様のコメントを掲載しました。

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https://www.rescue-center.jp/customer/daihatsu.html





寒い冬こそデータの保存に注意!

寒い冬だからこそ今しか見ることのできない雪景色、絶景を撮影するために屋外にデジカメやビデオカメラ、スマートフォンを持ち出す機会が多くなると思いますが、皆様はSDカード、USBメモリ、HDDなどが高温だけではなく静電気や結露、低温状態にとても弱いことをご存じですか?

静電気によりSDカードなどの内部にダメージを受けてしまうと大切な写真などのデータが基盤のショートなどにより見えなくなってしまいます。対策としては、SDカードに触る前に、他の金属に触れておく、SDカードを帯電防止ケースに入れ持ち歩くなどがあります。
またお仕事などで外出先にUSBメモリやノートパソコンを持って行く機会も多いと思います。寒い冬は室外と暖房の効いた室内では大きな温度差があり、HDDの内部やUSBメモリの基板などに水滴が付着してしまい、ひどい状態になってしまうと破損の原因となってしまうこともあるので注意してください。
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ほかにコールドブート現象と呼ばれる室温等の極端な低下によりPCの起動やスリープ状態からの復帰に失敗する症状もあります。これは温度低下によりハードディスク機器等の初期起動が正常に動作しないことが原因とされています。

一般的に、HDDの動作に適している温度の値は35℃~45℃で、室内の温度は20℃~30℃と言われております。またUSBなどのフラッシュメモリに関してはメーカで差はありますが0度以下の低温になると動作が不安定になるようです。このような不安定な環境での使用はデータの書き込みに失敗してしまうことや、データが消失してしまう事態になる可能性が高くなります。

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対策として内部の部品が結露してしまわないようにHDDなど取り出しが可能な場合には取り出し、ゆっくりと温めてから使用することが大切です。

トラブルにより起動しなくなったパソコン、または認識しなくなった、データが消えてしまったメモリーカードからデータの復旧の事例は数多くございますので解決しなかった場合はデータレスキューセンターまでお気軽にご相談ください。

■データ復旧事例
■データ保護のススメ
■パソコンの熱暴走と対策

パソコンも大掃除を

年末にはご家庭やオフィスの大掃除をされた方も多いかと思います。その際に、ご利用のパソコンの清掃をされた方はどのくらいおられるでしょうか。

パソコンは高温には弱いため、パソコン内部を効率的に排熱するための工夫が施されています。しかし、長期間使用を続けるとどうしても内部に埃が溜まり、排熱がうまくいかなくなる傾向にあります。

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■メディア解説 > パソコンの構造

https://www.rescue-center.jp/explanation/pc/structure.html

冬の時期は空気が乾燥し静電気が起きやすくなりますが、溜まった埃と静電気によってパソコンに異常をきたす可能性が高くなります。さらに、USBメモリやSDカードなどの外部メディアの抜き挿しの際に静電気が発生することで、データが消失したり、メディアそのものが認識できなくなったりするケースもあります。

暖房器具の使用で室内が乾燥するため加湿器を併用されることもあるようですが、過度な湿気は埃の付着にもつながります。埃が付着することで排熱がうまくいかなくなり、熱暴走を起こしてしまう場合もあるのです。また、室内の急激な温度変化と湿気によって結露が発生し、内部の部品がショートを起こしてしまうこともあります。

パソコンも定期的な清掃が必要ですが、具体的にはどのようにすればよいでしょうか。最も手軽な方法は、吸気フィルタの埃を除去してあげることです。吸気フィルタの目詰まりを解消するだけでも、排熱の効率が向上します。分解が可能であれば、エアダスターなどで内部に溜まった埃を吹き飛ばすのもよいでしょう。ただし、掃除をする際には必ずパソコンの電源を切って電源ケーブルも抜いた状態で行うよう注意しましょう。

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ノートパソコンの場合は分解が難しいケースも多いため、むやみに分解するのはお勧めできません。外装のダクト部分の埃を除去し、吸気の妨げにならないようにする程度でよいでしょう。ノートパソコン用の冷却グッズを利用して熱暴走を予防するのもお勧めです。

■いまさら聞けないパソコン基礎知識 > パソコンの熱暴走と対策

https://www.rescue-center.jp/elementary/vol06.html

また、パソコンを掃除する前には、念のためデータのバックアップを行っておくと安心です。掃除の際に転倒したり落下したりして、そのまま起動できなくなるといった事例も珍しくありません。いざというときのために、バックアップは定期的に行うのがお勧めです。

■データバックアップ入門

https://www.rescue-center.jp/primer/

もしパソコンが熱暴走を起こして起動できなくなってしまった際でも、弊社でデータが復旧できる可能性は十分あります。転倒や落下で起動できなくなったパソコンからの復旧事例も多数ございますので、万が一の際にも諦めず、お気軽にご相談ください。

■データ復旧事例 > ハードディスク(HDD)

https://www.rescue-center.jp/case/hdd.html

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