データ復旧コラム|データレスキューセンター

データレスキューセンターのスタッフによるデータ復旧コラム。PC、HDD、USBメモリ、SDカードの情報を中心としたお役立ち情報をお届けします。

2019年12月

モバイルバッテリーの取り扱いには注意

スマートフォンの進化は早く、デジカメやビデオカメラのような高画質な写真や動画など簡単に撮影できるようになりました。しかし高性能になればなるほど消費電量も上がり、撮影をたくさんすればそれだけバッテリーの減りも早くなります。充電をしようとしても簡単にコンセントが見つからないこともよくありますが、そんな時に役に立つのがモバイルバッテリーです。

モバイルバッテリーは、スマートフォンやタブレット等をいつでもどこでも充電できる予備の電源です。コンパクトでありながらバッテリーの容量が大きいモデルも多く、中にはノートパソコンの充電ができるモデルも存在しています。
用途に合わせて容量の違うモバイルバッテリーを使い分けするなど外出の際の必需品として急速に普及しています。
smartphone_battery_mobilebattery

そんなモバイルバッテリーですが、普及に合わせてトラブルも増えています。うっかり落としてしまったり、上に重たいものを乗せてしまったりすると回路に不具合が起き、その状態で充電を行うと異常な電流が流れて、発火や爆発が起こることもあります。
また高温環境にも非常に弱いため、夏場は車内に放置しないよう注意が必要です。
異常が発生しているモバイルバッテリーでスマートフォンやパソコンを充電すると、モバイルバッテリーだけでなく充電をしている機器も壊れてしまう可能性があります。取り扱いには十分に気を付けてください。

バッテリーや電気系統のトラブルにより、スマートフォンやパソコン本体が起動しなくなるような障害が発生しても、microSDやパソコン内部のHDDにはデータが無事に残っている可能性は十分にございます。万が一のアクシデントが発生した場合はお気軽にご相談ください。

SDカードの復旧事例
HDDの復旧事例
対応メディア

不正にモバイル決済を行う偽カメラアプリ

11月11日にトレンドマイクロの公式ブログの「モバイル決済を侵害する偽カメラアプリ、Google Playで拡散」の記事にて解説されましたが、偽カメラアプリに偽装し、不正にモバイル決済を行うAndroid向けアプリがGoogle Play上で複数発見されたそうです。

camera_appli
https://blog.trendmicro.co.jp/archives/22812

上記のアプリは、”美しく撮れる”などのカメラアプリとしての機能を備える一方、ウラでは勝手にWireless Application Protocol(WAP)を使用したモバイル決済を有効にし、アプリ使用者による認証を必要とせず不正に課金を行っていたとのこと。

すでにこれらのアプリは、Google Play上からは削除されたそうですが、公式ストアでもこのような悪質なアプリが公開されているケースもあります。SNS利用者向けの写真加工アプリなど人気があるアプリは特に狙われやすい傾向もあります。不用意にインストールするのではなく、アプリの提供者情報や使用者のレビューなどに目を通し、おかしな記事などが投稿されていないか確認を行うなど、インストールを行う前に周辺情報のチェックをするように心がけましょう
また、スマートフォン向けのセキュリティソフトをインストールするなどの対策もお勧めです。

なお、弊社ではスマートフォンからのデータ復旧は対応しておりませんが、スマートフォンでご利用されているmicroSDカードからのデータ復旧は行っております。
万が一、microSDカード内の写真や動画データ等が消えてしまった場合や、認識しないなどの障害が発生した場合はデータレスキューセンターにご相談ください。

■SDカードについて
■SDカード/microSDカードの復旧事例
■SDカードの構造と動作

ぼったくりデータ復旧業者の手口が掲載されました。

当社も所属しております日本データ復旧協会へのインタビュー「ぼったくりデータ復旧業者の手口」が掲載されました。

https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00005/112800085/

協会によせられております過去の被害相談なども以下の記事でご案内しております。

■協会に寄せられた被害相談
http://blog.rescue-center.jp/archives/18727785.html

データ復旧業者を選ぶ際は
・復旧作業を依頼する前に「復旧可能なデータリスト」と「見積書」が確認できること
・復旧不可能な場合に高額な作業費を請求されない成功報酬制であること
・過大な復旧率をアピールしていないこと
・セキュリティが万全であること等
がポイントになります。


データレスキューセンターではお客様に安心してご利用いただけるように、「復旧できそうか?」といった簡易調査ではなく、お見積書とともに「データ復旧可能なリスト」を提出させていただくための精密調査を実施しています。


もちろん成功報酬の為、データ復旧が不可能だった場合に高額な費用を請求することはありません。プライバシーマークやISO270001の認証も取得しておりますので、安心してご相談ください。

回復ドライブ等の上書きに注意

間もなくWindows7のサポートが終了することもあり、お使いのPC のOSのアップグレードを検討されている方もおられるかと思います。
マイクロソフトでは以下のサイトでWindows10のライセンスを持っているユーザー向けに、インストールのためのメディア作成ツールを配布しています。

このツールを用いればお使いのPCを直接Windows10にアップグレードできるだけでなく、USBメモリ等の記録メディアにインストールメディアを作成することが可能です。
インストールメディアの作成時に注意していただきたいのは、PCに接続している外付けHDD等のすでにデータが保存されている記録メディアを誤ってインストールメディアにしてしまうことです。今まで保存していたデータを全て消失させてしまい、データ復旧のご依頼をいただくケースがしばしばあります。
また同様の事例としてとして、すでにデータが保存されている記録メディアにWindowsでは回復ドライブ、MacではTimeMachineを作成してしまったケースもよくご相談を受けます。
※回復ドライブとTimeMachineについては、弊社のサイトで詳細な解説がございます。
■データバックアップ入門
databackup
https://www.rescue-center.jp/primer/backup.html

いずれのケースでも注意しなければいけない点は、バックアップデータやインストール用のデータは、今まで保存していたデータと共存させることができないということです。作成時にはそれまであったデータは全て消されてしまうので、操作を誤らないよう気を付けましょう。
データ消失を防ぐ方法としては、まずデータ保存用のメディアと回復ドライブなどでそれぞれ別物の記録メディアを用意するとよいでしょう。
また、回復ドライブを作成する際は意図せぬ書き換えが発生しないよう、いったんデータが保存された記録メディアはPC本体から取り外したうえで作業をされることがお勧めとなります。

なお、すでに誤って回復ドライブ等を記録メディア内に作成してしまったというケースでも復旧に至ったケースがございます。
あきらめてしまう前に弊社までお気軽にご相談ください。

■よくあるトラブル事例
■データ復旧事例
■データ消失を回避する方法

アーカイブ