1TBのmicroSDカードがSandiskから発売されます。microSDカードを取り扱っている販売店のサイトなどではすでに予約が始まっており、実売価格は発売日時点で10万円を超えるようです。

https://www.sandisk.co.jp/home/memory-cards/microsd-cards/extreme-microsd

https://www.sandisk.co.jp/home/memory-cards/microsd-cards/extreme-microsd
1TBのmicroSDカードですと対応する機器も限られており、価格も高額になりますが、普段から4k動画やRAW画像のような高画質のデータを取り扱っている方には、複数枚のカードを持ち歩く必要がなくなり、便利になるのではないでしょうか。
現時点で、1TBのmicroSDカードはまだ市場には出回っていない状態ですが、先日データレスキューセンターに1024GBと記載されたmicroSDカードの復旧依頼がございました。調査したところ、メーカー名も記載されておらず、実際の容量は16GBしかない容量を偽装したカードで、データの復旧は行えませんでした。
このような容量を偽装したカードは、アクセスした際に偽りの容量を表示させるため、実際に使用されている記録チップの容量以上に書き込みができるように見えます。しかし、16GBの記録チップに16GB以上のデータを書き込むことはできないため、それ以降のデータは失われてしまうことになります。
64GBや128GBなど比較的容量が大きく、正規品よりも安く販売されているメモリの中には容量偽装品が多数含まれています。
ネットでSDカードやUSBメモリを購入する際は、価格だけで判断するのではなく、販売されている店舗の情報やお店の評価なども十分確認するようにしてください。とくにオークションサイトや、amazonのマーケットプレイスなど、個人でも参入できる販売サイトは注意が必要です。
このような容量偽造品のカードはデータの復旧は行えませんが、認識しなくなってしまった媒体や、誤ってデータを削除してしまった媒体からはデータが復旧できる可能性がございます。
お困りの際は、お気軽に弊社までご相談ください。
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