データ復旧コラム|データレスキューセンター

データレスキューセンターのスタッフによるデータ復旧コラム。PC、HDD、USBメモリ、SDカードの情報を中心としたお役立ち情報をお届けします。

2019年07月

安易な初期化にご用心

弊社にお問い合わせいただくなかでもよくある症例として、突如記録メディアが初期化 (フォーマット)を要求されて、指示に従いそのまま初期化してしまうというケースがあります。
従来の携帯電話やデジタルカメラの場合、こういった誤フォーマットでも復旧できる事例が多かったですが、最新の機器での誤フォーマットは復旧が不可能と判断されるケースが増えてきています。これはどういうことなのでしょうか?

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・データの削除・フォーマットについて

記録メディアを初期化した際には、データを書き込むための区画と一緒に、書籍の目次に当たる構造情報も記録メディア内に保存されます。
この構造情報を参照してパソコンや携帯電話、デジタルカメラなどが記録メディア内のどこにどういったデータが記録されているかを把握しますが、何らかの原因でこの構造情報が損傷を受けてしまうと、パソコン等が記録メディアを初期化されていないものと誤って認識してしまうため、初期化を要求してくるというわけです。

ここで初期化を行うと記録メディア内に新たな構造情報とデータ区画が整えられるので、記録メディア内へのアクセスやデータの保存は可能となりますが、今まで記録したデータは消えてしまいます。
では、このような状態でもデータが復旧できるケースがあるのはなぜでしょうか?

実は初期化の方法も2種類あり、簡易フォーマットと完全フォーマットがあります。簡易フォーマットは、以前のデータの痕跡が残っていますが、完全フォーマットではデータの痕跡を根こそぎ完全に抹消してしまいます。
復旧可能と判断されるケースは簡易フォーマットの場合ですが、最近では完全フォーマットをしてしまう機器が増えています。
完全フォーマットを行う機器の一例としてはAndroidを採用した携帯電話や一部のデジタルカメラやビデオカメラがあります。
なぜ完全フォーマットをする機器が増えたのかは不明ですが、情報漏えいのリスクを回避するためではないかと思われます。

フォーマットを行うことにより情報の書き換えは必ず発生するため、データの取り出しが必要なときには、フォーマットは行わないことを推奨いたします。
最新の機器でも、全てが完全初期化を行うわけではなく、完全フォーマットを行う機器でも障害の影響でフォーマットに失敗してデータが残るケースもあるので、あきらめてしまう前にお気軽に弊社までご相談ください。

・よくあるトラブル事例
・データ復旧事例
・データ保存の仕組み

システムの復元とバックアップの違いを掲載

いまさら聞けないパソコン基礎知識にシステムの復元とバックアップの違いを追加しました。

透過型ディスプレイの応用

通常のディスプレイは、電源を切ると真っ黒の状態になって、ディスプレイの奥を見ることができません。一方、SFの世界では、奥が透けて見えるディスプレイに映像が流れて、まるで映像が宙を浮いているように見えるものがよくあります。
現実の世界でも、それに近い技術が多数生まれています。SFの世界ほどくっきりとした映像が出ないものの、透明な板自体が発光して映像を映し出すシースルー液晶という技術があります。シースルー液晶はまだ発展途上の技術なので、応用例は少ないですが、ある程度光を反射する透明な板にプロジェクターのように投影するタイプの透過型ディスプレイの実用例のほうが多いです。

たとえば頭に装着するHMD(ヘッドマウントディスプレイ)で透過型ディスプレイ技術が利用されています。HMDの代表的なものには、Microsoftの「HoloLens」があり、新たに「HoloLens2」が発表されています。



一般的にHMDはVR(バーチャルリアルティ・仮想現実)で使用され、装着すると仮想世界の映像の中に飛び込めますが、視界を完全にふさがれるので現実世界が全く見えなくなります。
一方、HoloLensは透明のディスプレイを使用しているので、仮想世界と現実世界を混ぜて表示できます。これを、MR(ミックスドリアリティ・複合現実)と呼びます。
透過型ディスプレイの応用としては、車のフロントガラスなどに情報を映し出すHUD(ヘッドアップディスプレイ)という技術もあります。HUDは、戦闘機のコクピットなど軍事方面で開発されていました。自動車を運転するうえで速度メーターやカーナビを見るたびに前方から視線を外す必要があり、場合によっては危険を伴うことがあるので、顔を動かさずに情報が読めるHUDが注目されています。

残念ながら弊社ではHMDやカーナビ本体のデータ復旧は対応しておりませんが、ドライブレコーダーで利用されているmicroSDやパソコン本体からのデータ復旧は対応しております。
万が一、データ救出が必要な場合にはお気軽にお問い合わせください。

・データ復旧事例 パソコン
・データ復旧事例 microSD

ディスプレイ付きスマートスピーカー

スマートスピーカーにディスプレイがついたGoogle Nest Hubが日本でも発売されました。
Amazonも低価格なディスプレイ付スマートスピーカーEcho Showを販売しています。

キャプチャ

https://store.google.com/jp/product/google_nest_hub?hl=ja-JP

従来のスマートスピーカーの音声だけの情報では分かりにくかった事が、ディスプレイで表示されることで非常に分かりやすくなります。

分かりやすい使い道としてはキッチンでの利用があります。
レシピを表示して料理するときに、今までのスマートフォンやタブレットでは操作をするのに触る必要がありました。料理中の操作は手を洗う必要がありました。ディスプレイ付きのスマートスピーカーなら「次のステップ」と声をかけるだけで、レシピの次の手順が表示されます。
また、レシピ以外でも、声だけでタイマーを設定できる機能が料理の手助けになりますし、声の指示だけで動画や音楽を流すことができるので、楽しく料理できます。

目覚まし時計代わりに使うときは、音で起こす前に、ディスプレイの光で少しずつ部屋を明るくすることもできます。天気予報も、「晴れのち曇り、降水確率は50%」と声で案内されるよりも天気アイコンや数字で見たほうが分かりやすいです。

従来のスマートスピーカー同様、IoT機器との連携も可能なので、IoT機器を増やすことで生活がより快適なものになっていくでしょう。

家の中以外では、無人受付など色々な場面での応用が期待されます。
昔の映画や漫画で描かれていた人型のロボットが人間の暮らしをサポートしてくれる未来とは少し違いますが、機械と会話しながら暮らしていくことが日常となる日は近いのかもしれません。

データレスキューセンター
データレスキューセンターの特徴
お客様の声

協会に寄せられた被害相談

復旧できずに高額な作業費だけ請求された等の相談が、当社も所属している日本データ復旧協会に多数寄せられています。
データ復旧でお困りの際はご注意ください。

■最近、協会に数多く寄せられている被害相談の対応例を紹介します。

日本データ復旧協会ニュースリリース

データ復旧業者を選ぶ際は
・復旧作業を依頼する前に「復旧可能なデータリスト」と「見積書」が確認できること
・復旧不可能な場合に高額な作業費を請求されない成功報酬制であること
・過大な復旧率をアピールしていないこと
・セキュリティが万全であること等
がポイントになります。


データレスキューセンターではお客様に安心してご利用いただけるように、「復旧できそうか?」といった簡易調査ではなく、お見積書とともに「データ復旧可能なリスト」を提出させていただくための精密調査を実施しています。


もちろん成功報酬の為、データ復旧が不可能だった場合に高額な費用を請求することはありません。プライバシーマークやISO270001の認証も取得しておりますので、安心してご相談ください。

「データ復旧のウソ?ホント?」「データレスキューセンター 3つのお約束」「お客様の声」などのコンテンツもご用意していますので、ご依頼前の参考情報としてご活用ください。


■データ復旧のウソ?ホント?
https://www.rescue-center.jp/really/
1.データ復旧の宣伝で「復旧率9●%」「復旧率NO.1」ってすごいですよね、それってホント?
2.ある会社に調査を依頼したら「復旧できます!」と言われたので復旧作業までお願いしたのに、結局復旧できずに高額な作業費だけ取られました。復旧できなくても高い作業費がかかるのは当たり前なの?
3.ある会社に調査を依頼したら「急がないとデータが消える。ウチでしか復旧できない。●時までに返事をしてほしい」と急かされました。時間がたつと復旧できなくなったり、データが消えたりするの? 等


■データレスキューセンター3つのお約束
https://www.rescue-center.jp/3promises/
その1.データ復旧が不可能だった場合に高額な費用を請求することはありません
その2.お客様からの明確なご承諾がない限り、HDDを開封することはありません
その3.データ復旧率9●%等の数字を掲げて、お客様を困惑させたり勧誘する行為はいたしません


■お客さまの声
データレスキューセンターは全国数多くのお客さまから高い評価をいただいています。
https://www.rescue-center.jp/customer/


■データレスキューセンターの特徴
データレスキューセンターの「特徴」と「選ばれる理由」は下記をご覧ください。
https://www.rescue-center.jp/merit/

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