データ復旧コラム|データレスキューセンター

データレスキューセンターのスタッフによるデータ復旧コラム。PC、HDD、USBメモリ、SDカードの情報を中心としたお役立ち情報をお届けします。

2019年06月

発送の逆転で生まれたハンディプリンター

一般的なプリンターには内部に印刷用のヘッドが搭載されていて、紙の幅の分だけ自動的に往復移動し、紙はローラーで送られていく仕組みになっています。そのため、いくら小型化してもA4プリンターは、A4用紙の幅よりも小さくすることができません。
ポータブルタイプのプリンターも存在しますが、プリンターのサイズに見合ったサイズの小さな用紙にしか印刷ができません。

紙を動かすのではなく、プリンター本体を動かして印刷するハンディプリンターが発売されました。



プリンターからヘッドだけを取り出したような構造で、従来のプリンターが自動的に行っていたヘッドの往復移動や用紙送りの代わりに、利用者の手でプリンター本体ごと動かす仕組みになっています。
従来のプリンターに必要だったヘッダや紙を動かす機構がなくなった結果、非常に小さくて軽くなりました。多数搭載されていたモーター類も不要になるため消費電力も抑えられ、バッテリ稼働が可能になり、カバンに入れて持ち運ぶこともできます。

用紙をプリンター内部に通す必要がないので、ダンボール箱に直接印刷したり、ノートのページにそのまま印刷したりできます。洗濯すると色落ちするため推奨されていませんが、服に直接印刷することも可能です。
紙のサイズの制限がないので、インクやバッテリの容量の範囲内であれば、巨大な業務用プリンターでしか対応できないような大きな紙に印刷もできます。
スマートフォンからの印刷もでき、文字や画像だけでなくバーコードやQRコードも印刷できるので、様々な場面で活用できそうです。

常識にとらわれない新しい発想が、新たな商品を生み出します。
データレスキューセンターも、従来の技術では対応できなかった媒体や障害内容にも対応できるよう、日々研究を重ねています。

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資本金増資のお知らせ

データ復旧サービスで日本トップクラスのシェアを誇るデータレスキューセンターを運営する株式会社アラジンは、6月20日付けで資本金の増資を実施いたしました。今回の増資により資本金は9,000万円となります。
今後もデータ復旧およびデータ復旧関連事業の強化、新規事業の開拓を進めてまいりますので、変わらぬご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。

https://www.rescue-center.jp/news/press20190620.html

データレスキューセンター、「写真加工・修正サービス」を開始

データ復旧で日本トップクラスのシェアを誇るデータレスキューセンターを運営する株式会社アラジン(本社:福岡県福岡市、代表取締役:長濱慶直)は、6月17日から「写真加工・修正サービス」を開始いたしました。

写真加工・修正サービスでは、 写真の不要な部分の除去や文字の差し替えなど、お客様のご要望に合わせた加工や修正を実施いたします。また、人物の背景を消去したり、礼服や和服に着せかえた遺影写真の作成等にも対応可能です。

データ復旧や写真の加工・修正等でお困りの際は、この機会に是非データレスキューセンターをご利用ください。

Ponit1 スピード対応:写真データを受領した後、原則48時間以内に修正・加工したサンプル画像をお送りいたします。デジタル入稿・デジタル納品なら郵送にかかる時間も必要ありません。
Point2 成功報酬:実際の仕上がりがどのようになるのか、サンプル画像で事前にご確認いただけます。もちろん修復不可能な場合は料金をいただきません。
Point3 年中無休:データレスキューセンターは年末年始を除いて年中無休ですので、土日祝日も受付可能です。平日・祝日は朝8時〜夜24時まで、土曜・日曜は朝9時〜夜19時まで受付可能です。

次世代コンパクトフラッシュ

CFexpressカードをご存じですか?CFexpressカードは、Compact Flash Associationが新しく提唱した、大容量で高速転送が可能な次世代メモリカードでコンパクトフラッシュ(CFカード)の後継機にあたります。
 CFexpress

Compact Flash Associationでは、CFカードの後継機として、XQDやCFastという2種類の規格を策定し、すでに市場にも出回っています。CFexpressはこれを統合して新しく策定したメモリカードです。2017年にCFexpress1.0の仕様は策定済みでしたが、製品は発売されず、2019年に改めてCFexpress2.0の仕様が発表されました。今後はCFexpress2.0規格に基づいた製品が発売される見通しです。

CFexpressカードにはType A,B,Cと3種類の形状があり、Type AはSDカードよりも小さな形状、Type BはXQDカードと同じ形状、Type Cは名刺サイズほどの大きさで、形状の違いにともない転送速度に違いがあります。
Type Bは XQDと形状が同じで互換性もあります。XQDカードは一部のデジタル一眼レフカメラなどで採用されていて、ファームウェアアップデートでCFexpressに対応すると既に発表しているメーカーもあります。

デジカメの高画質化が進みRAW画像では1ファイル100MBを超えるものも登場しています。撮影機器も高性能になり高速で連写が出来るもの、4K画質の動画が撮影できるものも増えてきています。転送速度が遅い記録メディアでは大容量のデータの保存に失敗してしまう問題がありますが、転送速度が高速になったCFexpressカードではそういう問題もなくなってくるのではないでしょうか。
データレスキューセンターでは、従来のメモリカードはもちろん、次々に発表される新しいメディアにも対応しております。万が一の場合は弊社にご相談ください。

■SDカードの復旧事例
■対応メディア

復旧の可能性を下げないためには?

「パソコンが突然立ち上がらなくなった」、「USBメモリが開けない」、「うっかりデータを削除してしまった」など、前触れなく一瞬でデータは失われるものです。しかし、こういった突然のトラブルでも弊社のデータ復旧サービスを利用すれば、データを取り戻せる可能性は十分あります。

ただし、復旧ができるかどうかは媒体の状態次第となります。USBメモリの記録チップが割れていたり、HDDのプラッタが割れていたりするなど、データを保存するための部品が破損している場合や、削除後に大量のデータを書き込んでデータの痕跡が掻き消されたような場合は、復旧が出来なくなることもあります。

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■データ復旧が困難な障害・メディア

媒体の状態というのは障害が発生したあとにも変わります。例えば、パソコンが起動しなくなったときに、リカバリ(初期化)を行うと上書きが発生するため、過去に存在したデータの痕跡がなくなってしまいます。こうなると、本来は復旧ができたはずのデータが復旧できなくなってしまうのです。また、パソコンの内蔵HDDに物理障害が発生している場合にパソコンを使用し続けると障害が進行して状態が悪化し、復旧の可能性が下がってしまいます。

また、誤ってデータを削除してしまった場合も、そのあとに新たなデータを書き込むのは厳禁です。新しいデータの書き込みによって過去のデータの痕跡が塗り潰されて、復旧が出来なくなってしまいます。
削除したつもりがないのにあったはずのデータが無くなってしまった場合も、媒体に異常が発生している可能性が高いため、アクセスは控えた方がよいでしょう。

では、メディアに異常が発生した場合はどのようにするのがデータ復旧の可能性を下げずに済むでしょうか。
答えは、すぐに使用をやめ、データ復旧の専門サービスを利用することです。使用しなければ通電も行われず、上書きも発生しないので、復旧の可能性が下がることはありません。

■データの復旧率を下げない為の10のルール

ご自身で復旧ソフトをお試しになるお客様が増えていますが、無料の復旧ソフトなどは精度が低く、復旧できないケースも珍しくありません。また、操作にはある程度専門的な知識が必要になる部分も多く、操作を誤ってデータの上書きが行われると、本来ならば復旧できたはずのものを、ご自身の手によって復旧不可能にしてしまうことになります。実際に弊社でお預かりした媒体のなかにも、このような状態で残念ながら復旧に至らなかった事例はあります。

■個人でデータ復旧を行う場合の危険性

災害などで水没したパソコンなども復旧の可能性はありますが、水没したHDDは乾かさないのが鉄則です。濡れている状態で通電するとショートする可能性がありますし、逆に完全に乾かしてしまうと不純物の固着が起きたり、酸化が進行したりして状態が悪化するおそれがあるからです。水没したHDDは濡れたタオルなどで包んだうえでビニール袋に入れるなどして、調査のご利用をご検討いただくのがお勧めです。

■データ保護ノススメ > ハードディスク(HDD)編
■データ復旧と災害対策

ちなみに、障害発生から復旧までに時間がかかると復旧が出来なくなるという話を耳にしますが、本当でしょうか。「調査を始めてから時間が経ちすぎると復旧できなくなる」、「今すぐに復旧作業に取り掛からないと復旧できるデータが減る」などとご案内をするデータ復旧業者もあるようですが、実はそういったことはありません。

■データ復旧のウソ?ホント?

時間が経過することよりも、「データを上書きする」、「通電を繰り返す」といったことの方が問題です。
障害発生や、データの削除が起きても、焦らず慌てず、まずは電源を切って、データレスキューセンターまでお電話ください。

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