一般的なプリンターには内部に印刷用のヘッドが搭載されていて、紙の幅の分だけ自動的に往復移動し、紙はローラーで送られていく仕組みになっています。そのため、いくら小型化してもA4プリンターは、A4用紙の幅よりも小さくすることができません。
ポータブルタイプのプリンターも存在しますが、プリンターのサイズに見合ったサイズの小さな用紙にしか印刷ができません。
紙を動かすのではなく、プリンター本体を動かして印刷するハンディプリンターが発売されました。
プリンターからヘッドだけを取り出したような構造で、従来のプリンターが自動的に行っていたヘッドの往復移動や用紙送りの代わりに、利用者の手でプリンター本体ごと動かす仕組みになっています。
従来のプリンターに必要だったヘッダや紙を動かす機構がなくなった結果、非常に小さくて軽くなりました。多数搭載されていたモーター類も不要になるため消費電力も抑えられ、バッテリ稼働が可能になり、カバンに入れて持ち運ぶこともできます。
用紙をプリンター内部に通す必要がないので、ダンボール箱に直接印刷したり、ノートのページにそのまま印刷したりできます。洗濯すると色落ちするため推奨されていませんが、服に直接印刷することも可能です。
紙のサイズの制限がないので、インクやバッテリの容量の範囲内であれば、巨大な業務用プリンターでしか対応できないような大きな紙に印刷もできます。
スマートフォンからの印刷もでき、文字や画像だけでなくバーコードやQRコードも印刷できるので、様々な場面で活用できそうです。
常識にとらわれない新しい発想が、新たな商品を生み出します。
データレスキューセンターも、従来の技術では対応できなかった媒体や障害内容にも対応できるよう、日々研究を重ねています。
データレスキューセンター
初めてのお客さまへ
対応メディア