データ復旧コラム|データレスキューセンター

データレスキューセンターのスタッフによるデータ復旧コラム。PC、HDD、USBメモリ、SDカードの情報を中心としたお役立ち情報をお届けします。

2019年01月

Windows10のランサムウェア対策

※本記事は2018年1月15日にGoogle+に掲載した記事です

データを暗号化して身代金を要求する「ランサムウェア」の対策として、「Windows 10 Fall Creators Update」に「コントロールされたフォルダー アクセス」という機能が搭載され、データをランサムウェアから保護できるようになりました。

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■重要なポイントでランサムウェアを阻止: コントロールされたフォルダー アクセス機能でデータを保護する(マイクロソフト TechNet)
https://blogs.technet.microsoft.com/jpsecurity/2017/11/16/stopping-ransomware-where-it-counts-protecting-your-data-with-controlled-folder-access/

データの入ったフォルダーにこの機能を使うと、許可したアプリしかそのフォルダーに書き込めなくなります。そうすることで、万が一ランサムウェアに感染したとしてもランサムウェアは設定されたフォルダーのデータを書き換えることができないため、暗号化できなくなり、被害を防ぐことができます。

ただし、この機能は事前にフォルダー内のデータを操作するアプリケーションをすべて登録する必要があり、頻繁に使用するフォルダーに対して設定すると手間がかかります。
普段データを扱っているフォルダーではなく、そのフォルダーのバックアップ先に対してアクセス可能なアプリケーションを制限しておけば、登録数は少なくて済み、ランサムウェア対策として有効な手段となります。もしくは、特に重要なデータを制限がかかったフォルダーにデータを置いておき、編集する必要がある時だけ、保護されたフォルダーから保護されていないフォルダーにコピーするという方法もあります。
重要なデータを保存しているフォルダーに試してみてはいかがでしょうか。

こういった役に立つ新機能を使うためにもOSのアップデートはしっかり行っておきましょう。ただし、Windows のアップデート時には、ごく稀に失敗してOSが起動できなくなることがあるため、アップデート前にバックアップを行うことをお勧めいたします。
万が一、OSが起動しなくなった場合でも弊社であればデータを取り出せる可能性がございますので、お困りの際はぜひ弊社にご連絡いただければ幸いでございます。

■PCのデータ復旧事例
■コンピューターウイルスと対策ソフト

データ復旧と修理は別物

※本記事は2018年1月22日にGoogle+に掲載した記事です

弊社に寄せられるお問い合わせとして、「記憶媒体の修理」を依頼したいというケースが多くございますが、弊社サービスでは「データの救出・復旧」を行っており、記憶媒体自体の修理には対応しておりません。それには明確な理由があります。

意外に思われるかもしれませんが、ハードディスクやSDカード、USBメモリといった記憶媒体は消耗品となるため、修理自体ができず壊れてしまうと交換をしなければいけないものとなるからです。
例えていえば、寿命が来た乾電池や蛍光灯は修理せず新品と交換する必要があるのと同じように考えていただくと理解しやすいかと思います。

そのため、壊れたパソコンをメーカーに修理に出したり、新品で購入したSDカードやUSBメモリが故障して購入店に持って行ったりした場合でも記録媒体そのものを修理することはなく、新品に交換されて手元に戻ってきます。その時点でそれまで記録していたデータは手元から永遠に失われることになります。
パソコンが壊れた際に修理とデータの救出のどちらを優先するべきかというご相談をいただきますが、前記の理由から弊社ではデータの救出を優先されるようお勧めをしております。


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また、ハードディスクやSDカード、USBメモリといった記憶媒体は、購入して日が浅いタイミングで壊れる、手荒な取扱いなどをしなくても突然データが読み出せなくなるなどのトラブルに見舞われることがあります。
記録媒体自体が思ったよりもデリケートな取扱いを要するものであることを念頭に置いた上で、普段からこまめにバックアップを取られることをお勧めします。

■初めてのお客さまへ
■データバックアップ入門
■データ保護ノススメ

ルール違反のメールアドレス

※本記事は2018年1月29日にGoogle+に掲載した記事です

メールを送信したのに、送信相手に届かなかったというご経験はないでしょうか?PCから携帯電話やスマートフォンへメールを送信する際に、受信側がドメイン指定拒否などの設定をしていなくてもメールの送信が正常に行えないケースがあります。その原因の1つとしてメールアドレスがRFCという規則で規定されている命名規則に従っていない場合があります。

RFCで規定しているルール上で、ドット記号はアカウント名の先頭や末尾(@の直前)に使用したり、2回以上連続したりしてはいけないことになっています。このようなRFCに違反するメールアドレスの場合、メールソフトやメールサービスによっては正常な送受信が行えない場合があります。

たとえば、sam..ple@example.com(連続ドット)やsample.@example.com(末尾ドット)は、RFC違反のメールアドレスとなります。

メールアカウント取得時にルール違反のアカウント名は受け付けないようにするのが一般的です。しかし、なぜかdocomoやauの携帯キャリアは、連続ドットや末尾にドットが入っているアカウント名も取得が可能でした。

2009年以降は、docomoやauでもこのようなアドレスは取得できなくなっていますが、それより以前に取得されているメールアドレスに関してはそのまま使用されています。 RFC違反のメールアドレスを使用されている方は一度メールアドレスの変更を検討してみてはいかがでしょうか。

弊社ではスマートフォン本体からの復旧は対応しておりませんが、スマートフォンでご利用のmicroSDカードに関してはデータの復旧を行っております。microSDカードのデータを誤って削除してしまった場合や、接続しても認識しなくなった場合など、お気軽にお問い合わせください。弊社ホームページにmicroSDカードのデータを保護するためのアドバイスも掲載しているので是非ご一読ください。

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■データ消失を回避する方法
■メモリーカードのデータ復旧事例
■パソコンがなくてもできるデータ保護

一息ついたタイミングでデータのバックアップを

※本記事は2018年2月5日にGoogle+に掲載した記事です

年末年始の慌ただしい時期を過ぎ、普段の日常生活のリズムに戻ったという方も多いのではないでしょうか。2月は一般的に大きなイベントごとなども少なく、時期的にもあまり行楽向きの季節ともいえないので、自宅でゆっくり過ごされる機会も少なくないかと思います。そういう「一息ついた」タイミングこそ、撮りためた写真や動画のデータをバックアップする良い機会です。

データのバックアップはどのようなタイミングに行うと良いでしょうか。
SDカードやUSBメモリなどの記憶メディアは消耗品で、前触れなく不具合を発生することは珍しくありません。「久しぶりにデジカメを使って写真を撮ろうと思ったら、以前に撮ったデータが消えていた」といった症状や、「カメラに入れっぱなしにしていたSDカードが、いざ使おうと思ったら認識されなくなっていた」という症状でのお問い合わせをいただくことがあります。このような突然の障害に備えてこまめにバックアップを行うことをお勧めいたします。具体的には、出先での撮影後にご自宅に戻ったタイミングでバックアップすると良いでしょう。

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データ保護ノススメ

ビデオカメラ本体に保存されているデータもそのまま何年も使い続けるのではなく、定期的にバックアップを行うことをお勧めします。ビデオカメラの内蔵ハードディスクや内蔵メモリも同様に、障害が発生してデータが見られなくなる事例は少なくありません。記憶メディア自体には異常がない場合でも、ビデオカメラ側の部品の故障などによってデータが取り出せなくなることもあります。ビデオカメラに撮影データを何年分も撮りためておくのは非常にリスクが高いので、パソコンなどに定期的なバックアップを行いましょう。バックアップの間隔が長くなればなるほど、データ消失のリスクは高まります。

メディア解説 > ビデオカメラについて
ビデオカメラのデータ復旧事例

SDカードやCFカードのようなデジカメ向けメディアや、ビデオカメラ、パソコンで使用するUSBメモリの中でデータを記録しているのはフラッシュメモリと呼ばれる記録媒体です。最近では容量の大きなものも手ごろな価格で購入しやすくなってきているので、長期保存用のデータもSDカードやUSBメモリに保存されている方も多いようです。
しかし、こういったフラッシュメモリ媒体はデータの長期保存には向いていないという側面があります。小さくて持ち運びもしやすく便利なメディアではありますが、そのぶん紛失や破損などのリスクもあるため、データを持ち運ぶ必要があるときに一時的に使用するものと考える方がよいでしょう。

メディア解説 > SDカードについて
メディア解説 > USBメモリについて
メモリーカードのデータ復旧事例
USBメモリのデータ復旧事例

フォーマットとファイルシステムと初期化

「フォーマット」という言葉は、パソコンやデジカメ、スマートフォンなどの情報機器を利用していると、よく見かけます。同じ「フォーマット」でも、複数の意味を持っているので注意が必要です。

一般用語としては、「定型書式」のことをフォーマットと呼びます。役所に提出する書類や履歴書などが該当します。
パソコン用語としては、ファイルシステムの種類のことをフォーマットと呼びます。「NTFSフォーマット」「exFATフォーマット」といった使われ方をします。

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■ファイルシステムについて

また、記録媒体のデータを消去してファイルシステムを設定しなおすこともフォーマットと呼びます。「SDカードをフォーマットする」「ハードディスクをNTFS形式でフォーマットした」といった言い方をします。こちらは「初期化」と言い換えることもできます。

「フォーマット」という単語が名詞として使われていればファイルシステム、動詞として使われていれば初期化を意味することが多いです。

記録媒体に対して初期化を行うと、何も記録されていない状態になりますので、それまで保存していたデータを見ることができなくなります。もちろん弊社ではそのような状態からのデータ復旧に対応していますが、初期化の方法によっては復旧できない場合があります。

初期化の一種である「ローレベルフォーマット」は、ハードディスクを利用開始する際に、トラックやセクタなどの基本的な情報を書き込む作業で工場出荷時に行われます。物理フォーマットとも呼ばれています。
このローレベルフォーマットを行うと痕跡を残さずデータが完全に消去されてしまいますので、データの復旧が不可能にしてしまう初期化方法ですが、ハードディスクメーカーが配布している専用のツールで行う作業なので、普通にパソコンを使用しているときに誤ってローレベルフォーマットを行うことはほぼありません。

OS上の通常操作で行う初期化は、論理フォーマットと呼ばれます。NTFSやexFATなどのファイルシステムの設定をハードディスクに書き込む作業です。
Windowsでは論理フォーマットを行う際に、「クイック」オプションがあります。最低限必要なファイルシステムの情報を書き込むだけなので、フォーマットの時間は短く、フォーマット前に保存していたデータの痕跡は残っている状態になります。「クイック」オプションを付けずに論理フォーマットを行うと、全セクタに対して0(ゼロ)が書き込まれるため、フォーマットに時間がかかり、以前のデータも完全に消えてしまいます。そのため「完全フォーマット」とも呼ばれます。
ローレベルフォーマットや完全フォーマットの場合は復旧不可となりますが、それ以外であればデータの復旧の可能性はございます。誤動作等で勝手に初期化されてしまう場合は、完全フォーマットになっているケースはあまり多くなく、多くの場合はデータ復旧が可能です。いつの間にかデータが消えていた、間違ってフォーマットしてしまったといった場合は、お気軽にお問い合わせください。

■データの削除・フォーマットについて
■HDDのデータ復旧事例
■SDカードのデータ復旧事例