みなさんはチャットボットをご存じですか?
「チャット」「ボット」と聞くとロボットが人と会話をする様子を思い浮かべるかもしれませんが、必ずしも姿かたちがあるわけではありません。
自動で会話を行うプログラムのことをチャットボットといいます。
単純な応答をするチャットボットはかなり前から存在しますが、ここ数年でかなり身近なものになり、企業のWEBサイト、SNS上などにも存在しています。
チャットボットを知らなかった方でも、チャットボットと会話をしたことがあるかもしれません。
有名なところではLINE上で動作する「りんな」がいます。りんなはマイクロソフトが開発したチャットボットです。過去のチャットボットは特定のキーワードに決まった返答をする単純なやり取りしかできませんでしたが、りんなは検索エンジンで収集したデータをもとにしたAI技術が搭載されていて自然な会話ができるようになっています。
現在のりんなは言葉に対して言葉で返答する会話のみのAIですが、スマートフォン向けAIとして、カメラに映ったものを画像認識して反応する機能が追加される予定です。画像認識だけなら見えているものを「人」「車」「赤信号」と反応するだけですが、それにAIが加わることで「散歩中かな?赤信号だよ、車に気を付けて」と状況に応じたリアクションができるようになります。
カメラから状況を把握して、それに対してアクションを起こすことができるということは、色々なシーンでの利用が可能となります。
たとえば、お掃除ロボットと組み合わせて、ゴミが落ちていると回収、汚れが付いていると拭き掃除をして綺麗にするなど、今よりも精度の高い掃除が期待できます。
介護ロボットができれば、体調の変化を読み取り適切な対応をすることで、家族や介護士の負担が減ることになるでしょう。
WEB上ではなく姿かたちがあるチャットボットでは「Pepper」が有名です。
チャットボットと呼ぶよりはロボットの方がしっくりくるかもしれません。
ソフトバンクショップなどの店頭にいるので、実際に触れたことがある方も多いのではないでしょうか?
AIやロボット、チャットボットといった分野はこれからどんどん進歩し、私たちの生活に大きな変化を与えてくれるでしょう。将来が楽しみですね。