2017年04月
携帯会社各社は、2020年の東京オリンピックに向けてさらに高速なデータ通信ができるよう開発を進めています。
理由はスマートフォンの普及、ウェアラブル端末の登場等で年々トラフィック量が増え、現在のままでは対応できなくなる可能性があるためです。
次世代規格である「第5世代移動通信システム(5G)」はまだ規格などはっきりと決まっていませんが、現行の第4世代移動通信システム(LTEやWiMAX等の4Gと呼ばれる規格)の通信速度の向上、低遅延の通信、省電力化などが予定されています。
現在の4G規格でもYouTubeなどの動画の閲覧は可能ですが、混雑する時間帯に都心部で動画を見ようとすると通信待ちになる場合があります。今後も、動画コンテンツは増える一方で、4K動画やVR動画など、データ量の多い動画も増えていくことになります。
さらに、2020年の東京オリンピックにはたくさんの人が集まります。
大勢が色々な方法でオリンピックの情報を集め、オリンピックの様子を伝えようすることで、通信量が増加することが見込まれます。
そのため、2020年の東京オリンピックに向けて第5世代移動通信システム(5G)を実現するため開発を進めているのです。
また、5Gは通信を開始してから反応が返ってくるまで1ミリ秒(0.001秒)という低遅延の通信が可能となるので、ネットワーク越しに操作して反応が返ってくるまでのタイムラグがほとんどありません。現在の一般家庭のネットワークは、光ケーブル等で外部とつながり、ルータを経由して各機器が接続される形が一般的です。5Gが普及すると、それぞれの機器にアンテナを搭載し、直接通信することも可能になります。基本的に携帯電話などのモバイル端末のためのシステムですが、高速、低遅延という特徴からパソコンや家電などでも利用される可能性があります。
家庭でNASを利用されている方もいらっしゃると思いますが、現行の無線LANよりも高速でアクセスできるとなれば、ルータなどを介さずに直接5G通信が利用できるストレージも出てくるかもしれません。
そうなれば、家庭で配線や設置場所などで頭を悩ませることなく、どこにいても利用できる、利便性の高いストレージとなるかもしれません。
ただ、5Gが普及しても、コスト面などからすぐに色々なもので利用とは行かないと思われます。そのため、現行のシステム、NASなどを当面運用することになります。
システムの移行が進む前にNASにアクセスできない等のトラブルが発生いたしましたら、弊社にご相談いただければ幸いです。
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