2016年07月
猛暑の際は熱の影響で電子機器のトラブルも多くなる傾向があります。
ある程度の温度までは許容できるよう設計されていますが、その範囲を超えた温度で使用した場合には不具合が発生する可能性があります。
電子機器は電気を消費して動作するため、どうしても熱を発します。発熱する部分は、ケースなどに入っていてむき出しではないのでケース内に熱がたまっていきます。たまった熱を逃がすためにケース外の温度の低い空気を取り込んで、ケース内の温まった空気を外に出す「空冷方式」が一般的な機器では利用されています。
空冷方式にもいくつか種類があります。熱い空気は上に、冷たい空気は下に移動する対流を利用してケース内に空気を取り込む自然対流方式や、空冷ファンを利用して冷却する強制冷却方式などがあります。比較的発熱の少ない小型の機器や防水仕様の機器では、ケース内に空気を取り込まず、ケースの表面で放熱する方式を用いられるものもあります。
空気の出入り口となる部分や内部にほこりがたまっていると、空気の流れが悪くなり熱が排出されずに温度が上昇します。また、直射日光が当たる場所に設置していると、いくら空気を対流させても冷却されないことになります。
また省スペースPCやノートPCでは、デスクトップPCに比べて設計に余裕がなく、排熱も難しくなります。排気を妨げないようにし、直射日光の当たらない環境での使用を心がけましょう。
スマホの場合は、本体内部に空気を取り込むことがないので、本体の表面で熱を逃がすようになっています。夏の炎天下に車のダッシュボードに置いたままにしていると故障の要因となります。直射日光を避け、車内に置かずに持ち歩くなどの対策をすることをお勧めします。
熱などが原因でパソコンが起動しなくなった場合やメモリーカードが読めなくなったときは、弊社でデータ復旧の対応が可能ですので、お気軽にお問い合わせください。
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CFastカードをご存知ですか?XQDカードと同じ次世代メモリーカードの一つで、高画質化が進んでいる4K動画や画像などの大容量のデータも高速に保存ができます。
CFastカードは、CompactFlash Associationが提唱したメモリーカード規格でコンパクトフラッシュの後継機にあたります。コンパクトフラッシュはデジタル一眼レフカメラなどで使用されている方が多いと思いますが、2010年11月に最後の規格が発表されてからは進化をしていませんでした。
CFastカードの形状はコンパクトフラッシュと外見はほぼ同じですが、端子部分の形状が異なるため、互換性はありません。インターフェースがパラレルATAからシリアルATAに変わったことでデータの高速転送が可能になりました。現在主流のCFast2.0規格のカードは、最速のコンパクトフラッシュカードの実に3倍の転送速度となります。
また、端子形状が変わったため、間違って接続してしまう心配もなく、ピン曲りなどのトラブルもなくなります。
以前はSDカードよりもコンパクトフラッシュが、容量が大きく、読み書き速度が速かったものの、現在ではSDXCカードの登場で、大容量化・高速化が進み、コンパクトフラッシュとの差もなくなっていました。
さらに、録画時間当たりのデータ容量が大きい4K動画に対応したカメラが登場したことで、コンパクトフラッシュの転送速度がボトルネックになり、CFastカードのような4K動画の書き込みにも耐えられる高性能のメモリーカードが求められるようになりました。
現在、CFastカードに対応する機器は、プロ用のデジタルビデオカメラや一眼レフカメラに限られますが、映像の高画質化が進めば、データ量は増え高速転送が可能なメモリーカードは必要となってくるので、対応機器も増えていくと思われます。
データレスキューセンターでは、もちろんCFastカードのデータ復旧にも対応しておりますので、万が一の場合は弊社にご相談ください。
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