2016年06月
1年ほど前は、ハードディスクの最大容量が10TBだったのに対し、SSDは6TBで、ハードディスクのほうが容量面で有利でした。現在も、普及価格帯においてはハードディスクの容量のほうが大きいです。


ところが、現在最大容量のメディアで比較すると、SSDはエンタープライズ向けで高額ですが容量16TBのモデルが商品化されているのに対し、ハードディスクは最大容量が10TBのままになっています。さらに、2018年には128TBのSSDが登場すると予測されています。ハードディスクの容量増加が停滞しているのに対し、SSDは大容量化が進んでいます。
どの価格帯においても、記憶容量あたりの単価で比べると、現状ハードディスクのほうが安い状態は続いていますが、ハードディスクの価格低下が緩やかなものに対し、SSDはそれを上回る速度で価格の低下が進んでいます。近い将来、費用の面でもSSDがハードディスクに追いつくと思われます。
普及台数の面においても、以前のパソコンはハードディスクを搭載しているものが大多数だったのに、現在はノートPCを中心にSSDを搭載したモデルが増えています。また、タブレットPCの大半はSSDが使用されています。省電力で衝撃に強いSSDは、持ち運び可能な機器の記憶領域として最適で、普及はますます進みそうです。
今後も、ハードディスクは据え置き型パソコンやNAS、レコーダーなど大容量が必要で、持ち運びしない機器では活用されますが、それ以外の機器ではハードディスクはあまり見られなくなるかもしれません。
記録媒体の大容量化は喜ばしいことですが、トラブルが生じた際にたくさんのデータを失ってしまうというリスクも発生します。バックアップはこまめに行うように気を付けましょう。
弊社では、ハードディスクおよびSSDのデータ復旧にも対応しておりますので、トラブルが起きた際は、お気軽にご相談ください。
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