2016年05月
事故が起きたときに前後の映像を記録するドライブレコーダーですが、最近は旅の思い出の映像を残すために活用されている方も多いようです。
ドライブレコーダーは今まで、タクシーやトラックなどの業務用車両で利用されてはいましたが、最近は安価で高画質なモデルも登場し、自家用車への普及も進んでいます。
事故が起きた時の記録用なので、ビデオカメラと違って、夜間の撮影にも対応していて、自動的に撮影したままにもできます。
しかし、撮影しつづけるという点に、大きな落とし穴もあります。
ドライブレコーダーのほとんどのモデルはmicroSDカードなどの外部メディアに記録していますが、撮影可能時間はそのメディアの容量次第となります。当然ですが容量の小さなメディアはあまり長い時間撮影できません。
限られた容量しかないのにどうやって動画を撮り続けるのかというと、容量いっぱいまで撮影すると、最初に入っていたデータを削除しながら撮影していくことになります。
容量の小さなカードだと数時間分撮影すると、すぐ新しいデータで上書きされてしまい、肝心のシーンのデータがなくなってしまうこともあります。
弊社でご依頼いただくなかにも記録したシーンが無いとお問い合わせいただくこともありますが、上書きのせいで復旧できないという事例もあります。
これを防ぐためには容量の大きいカードを使用し、残したいシーンがある場合には、削除しないよう保護したり、保護機能がない場合はそれ以降使用しないようにするかカードを交換したりするなどの処置を行うようにすることをお勧めいたします。
誤削除で上書きされていない場合や、カードが認識しない障害の場合は、復旧できる可能性はありますので弊社にお問い合わせください。
■メモリ媒体復旧事例
■データ復旧が困難な障害・メディア
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