データレスキューセンターのホームページに、いまさら聞けないパソコン基礎知識「パソコンの熱暴走と対策」を掲載しました。
2015年08月
省エネが叫ばれる中で、パソコンの消費電力も気になるところです。一般的なパソコンの消費電力は、5年前と比べ約45%~51%減少しており、年々減少傾向にあります。
「パソコンを使うと電気代が高くなりそう」というイメージがありますが、実はノートパソコンの消費電力は、液晶テレビや蛍光灯よりも低くなっています。
モデルによって違いはありますが32インチ液晶テレビの消費電力は60~70W、一般的な蛍光灯では40Wです。それに対し、ノートPCの消費電力は通常使用時に10W程度しかありません。
デスクトップPCの平均消費電力は50Wほどあるので、節電にはノートPCが向いています。
パソコンの消費電力は、使用状況で大きく変わります。文章作成など、パソコンの性能をあまり使わない処理をしている際には、消費電力は非常に少なくなりますが、複雑な計算が必要で、画面が目まぐるしく変わっていくゲームや動画再生は消費電力が大きく、通常の数倍の消費電力になることがあります。
液晶ディスプレイの消費電力もパソコンの消費電力の多くを占めるので、ディスプレイの輝度を下げることで、消費電力を抑えることができます。
ノートパソコンの場合は、日中はコンセントから外してバッテリだけで使用して、深夜電力の時間帯に充電するという方法もあります。
また、パソコンは起動時・シャットダウン時にも大きな負荷がかかり電力消費が増加します。電気代を節約するということで、小まめにシャットダウンをする方もいますが、頻繁な電源のON/OFFはかえって消費電力が増やすことになります。
マイクロソフトの調査では、90分以内ならスリープ、90分以上使用しないならシャットダウンを推奨しています。
なお、スリープからの復旧時にもパソコンへの負荷はかかるため、スリープモードを過剰に使用するのにも注意が必要です。
数十分間程度であれば、スリープモードを利用しない方がよい場合もあります。
暑い日が続き、電気代やパソコンの熱による故障など注意が必要ですので、適切なパソコンの利用方法をご確認いただければと思います。
万が一故障した場合には、ぜひデータレスキューセンターにお問い合わせいただければ幸いです。
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