最近、ニュースなどでIoT(Internet of Things)という用語を耳にします。これは、直訳すると「モノのインターネット」で、今まではインターネットをパソコンなどの情報端末だけが使っていたのを、情報端末以外のあらゆる”モノ”もインターネットに繋げる技術のことを指します。
モノをインターネットに繋ぐと、遠く離れていても状況を把握し、操作することが可能となります。これは、すでに一部の家電製品などで取り入れられています。
カギをインターネットに繋ぐ「スマートロック」もIoTならではのサービスでしょう。
スマートホンの位置情報と連動して家を出たら自動的にカギをかけたり、ほかの人のスマートホンに開錠の権限を一時的に与えたりすることもできます。本物のカギと違って、カギを渡しても合鍵を作られる心配がなく、施錠と開錠の履歴も見ることができます。清掃業者や家政婦のサービスとあわせて導入されているそうです。
http://www.gojiaccess.com/
単純に離れた"モノ"の状態を知るだけでも面白いサービスがあります。
「ねこったー(猫ツイッター)」は猫の首輪に取り付けた機械がインターネットに繋がり、Twitterに猫の状態を投稿するシステムです。猫が(厳密にはプログラムが)「寝てるニャン」などとツイートしてくれます。
他にヘルスケア関連では、体重計、歩行計、血圧計などの計測器が診断したデータをスマホ一台で管理するサービスはすでに普及しつつあります。さらに一歩進んで、測定した情報を病院に送って健康チェックを受けたり、匿名で集めた情報を集計・分析することで、より広域的な健康保険システムとして活用したりすることも検証されています。
もちろん便利なだけではありません。アメリカのとある州の信号機システムは、ノートPC一台で簡単にアクセスできるほど、セキュリティ管理が甘かったというレポートがあるなど、セキュリティへの意識向上は今まで以上に必要となってくるのでしょう。
こういったパソコン以外の特殊な機器でも、データが読めなくなった際には弊社でのデータ復旧が可能なものもあります。万が一の場合は、すぐにあきらめずに一度お問い合わせください。ただ、一般的にこういった機器の多くは、データをネットワーク経由でサーバに保管することが多いため復旧自体が不要な場合もあります。