次世代メモリーカードであるXQDカード用のカードリーダーは、これまでUSB接続タイプが主流でしたが、デスクトップPCのPCI-Express(×4)ポートに接続できるカードリーダーが海外で販売されています。
現在のXQDカードの最上位モデルには、読込速度・書込速度ともに400MB/sを超えるタイプがあり、USBカードリーダー経由ではUSBの転送速度がボトルネックとなってしまいます。
PCI-Express×4接続の理論値は2GB/sで、XQDカードの最上位モデルの転送速度に十分対応できると期待できますが、日本で発売されるかどうは現在のところ不明です。

https://www.sony.co.jp/Products/memorycard/xqd/

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また、SDカードにも新しい規格が発表されています。
・SDアソシエーション 容量 (SD/SDHC/SDXC/SDUC)
・SDアソシエーション バスインターフェーススピード
容量の規格として、上限が2TBのSD XCの上位となる最大128TBの「SD UC」が追加され、速度の規格としてPCI Expressインタフェイスで高速通信ができる「SD Express」が追加されています。
現在でも1TBのSDカードを見かけることがほとんどないので、2TB超えのSD UCカードが実現されるのは先になりそうですが、8K映像撮影/VR映像向けなどを目的としてSD Expressに対応したSDカードは早々に登場する可能性があります。
なお、SDカードもパソコンへのデータ転送時にはUSBカードリーダーを用いるのが一般的となっているため、PCへのデータ転送がボトルネックとなってしまいます。
PCI-Express接続可能XQDカードリーダーと同様に、SDカードにも高速なデータ転送が可能なカードリーダーの普及が待ち望まれます。
しかし、これらの最新のSDカードを用いても障害が起きる可能性は否定できません。
バックアップを定期的に行うことをお勧めいたします。
万が一、データ復旧が必要なった際には弊社利用をご検討ください。
・メディア解説 SDカードについて
・データ復旧事例 SDカード・microSDカード