お盆の時期を過ぎると、いよいよ夏休みも残りわずかです。夏休み期間中は家族そろって旅行に行かれるという方も多いでしょう。旅行中にあちこちで撮った写真や動画がものすごい量になったという方もいらっしゃるのではないでしょうか。


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夏は電子機器にトラブルの起きやすい季節です。電子機器は熱に弱く、記録メディアも例外ではありません。直射日光の当たる車中に置かれたデジカメやスマホなどに入れたままのSDカードは長時間高温になることで異常をきたし、撮影したデータが帰宅後に見られなくなってしまうことがあります。
さらに、海や川への行楽も多い時期ですが、そういった際にカメラを海に落としてしまいデータが見られなくなり、データ復旧が必要となるケースは少なくありません。台風や突然の雨に見舞われ、カメラやSDカードが水濡れしてしまう場合もあります。旅行中のカメラの取り扱いには十分注意が必要です。

いまさら聞けないパソコン基礎知識 > データ復旧と災害対策

また、お出かけから帰ってくると疲れ果ててしまい、家でゆっくり休みたいというのが人情です。しかし、もうひと踏ん張り頑張って、データのバックアップをお済ませになるようおすすめします。先に例に挙げたように、お出かけ先ではデータを失ってしまう危険がさまざまありますが、帰宅してしまえばひと安心というわけではありません。
SDカードやCFカード、USBメモリといったフラッシュメモリは、大量のデータを長期間保存する「バックアップメディア」には向いていないという特性があります。通常の利用方法でも、突然故障するというのは十分にあり得ます。記録メディアは消耗品なので、前触れなく壊れるというのは決して珍しいことではないのです。

データ保護ノススメ

データバックアップ入門

なお、最近では交通事故などのトラブルに備えてドライブレコーダーを使用されている方も増えているようです。
ドライブレコーダーは車に搭載されたままなので、普段あまり気にかけている方は少ないかもしれません。しかし、いざ事故などが起きて動画が必要になった際に肝心のシーンが録画できていなかったり、SDカードに異常が起きて動画が見られなくなってしまったりという事例は多いです。また、過去の録画が新しい録画で気づかないうちに上書きされてしまい、重要なシーンの録画データが復旧できなくなっているケースもあります。
ドライブレコーダーのデータも、こまめにパソコンなどにコピーを取るのがお勧めです。ちなみにドライブレコーダーの動画は非常に特殊な作りになっているものが多く、通常のデジカメやビデオカメラのデータよりも、データ復旧の難度は高くなる傾向があります。

ドライブレコーダーの記録メディアは高信頼モデルを

データ復旧が困難な障害・メディア

大切な思い出や重要な記録を失ってしまわないよう、日ごろから定期的なバックアップを心がけ、突然のトラブルに備えましょう。
万が一、大事なデータが失われてしまった際は、まずは一度ご相談ください。

SDカードの復旧事例