外付HDDには据え置きタイプのHDDとポータブルタイプのHDDがあります。据え置きタイプに比べポータブルタイプは小型で持ち運びに便利です。また、最近ではポータブルタイプにも大容量モデルが増えてきていますが、据え置きタイプのほうが大容量という違いがあります。容量や大きさ以外にも、ポータブルタイプHDDには様々な特徴があります。


lenovo-1tb-portable-hard-drive-3688029_960_720

HDDは連続して使い続けると中の温度が上がってしまい、故障のリスクが高くなります。
ポータブルタイプは比較的消費電力が少ないので、発熱はそれほど多くありません。ポータブルタイプは冷却用のファンを搭載することが出来ないので、発熱が少なくても注意が必要です。たとえば、直射日光が当たる場所や暖房器具の近くで使用するのは避けましょう。

ポータブルタイプは持ち運びが便利ですが、カバンから取り出す際に落としてしまうなど落下のリスクがあります。そのため、落下などの衝撃を和らげる耐衝撃機能を搭載した製品があります。ケースの角や内部に衝撃吸収のパーツが付いたもの、ケースの外側にさらにゴム製のケースを装着するものなどがあります。ゴムは、金属と比べて熱伝導性が悪く、熱がこもりやすいので長時間の使用には注意が必要です。

ポータブルタイプは小型なので場所を取らないというメリットがありますが、盗難や紛失というデメリットもあります。万が一盗難や紛失が起きた場合は情報漏洩に繋がってしまうので、心配な方には暗号化機能を持ったHDDがお勧めです。

暗号化にはソフトウェア暗号化とハードウェア暗号化の2種類があります。ソフトウェア暗号化は暗号化ソフトをインストールすることでHDDをパスワードなどで守ることができます。そのHDDを使うすべてのパソコンでソフトのインストールが必要です。
一方、ハードウェア暗号化は外付HDDの基盤自体に暗号化機能が付いており、データを書き込んだだけでデータが自動的に暗号化され、基本的にソフトのインストールは不要です。パスワードで管理する以外にも、ICカードに対応しているものや指紋認証に対応しているものがあり、パスワード入力の手間を省きつつも強力なセキュリティをかけることができます。

このようにポータブルタイプは省電力で耐衝撃や暗号化モデルがありますが、どれだけ高性能なHDDでも壊れることはあるので、万が一HDDが故障してしまったらデータレスキューセンターまでお気軽にご相談ください。

外付HDDについて
HDDのデータ復旧事例