新しい年度に変わり、新元号が「令和」に決まりました。

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季節の上では春ですが、まだまだ寒い日が続きます。
電子機器が熱に弱いことは広く知られています。夏場は気温が高く、パソコンやハードディスクの動作が心配になりますが、逆に冬の寒さはどうでしょうか。

HDDは内部でプラッタが高速で回転しますが、温度が低すぎるとモーター周りのグリスの粘度が高くなり、回転不良となる場合があります。その結果、モーターが故障する恐れがあります。また、回転速度不足によりヘッドとプラッタが接触してプラッタの損傷に繋がる可能性があります。
電源ユニットの中にある電解コンデンサも低い温度では機能が低下します。携帯電話やノートパソコンのバッテリーも低温に弱い性質があります。寒い屋外では正常に起動しない可能性があります。

ノートPCを持ち運ぶ際に、屋外と室内の温度差による結露に注意が必要です。USBメモリやSDカード、デジカメなどの電子機器も結露で故障することがあります。
冬場に屋外から電子機器を持ち込んだ際は、機器と室温の差が小さくなるまで電源を入れずにしばらく待つことをお勧めします。

また、冬場は静電気が発生しやすい時期でもあります。USBメモリやSDカードは、電気信号でデータを記録しているため静電気に弱く、注意が必要です。あらかじめ金属製の棚などを触って体から静電気を逃がすことをお勧めします。

■いまさら聞けないパソコン基礎知識 > パソコンの熱暴走と対策

夏は電子機器の故障の多い時期ですが、冬にも冬特有のトラブルが発生します。データレスキューセンターでは低温による故障、結露による故障、静電気による故障など、冬特有のトラブルに伴うデータ復旧を行っておりますので、何かトラブルがあった際は、お気軽にご相談下さい。