普段使っているデジタルメディアですが、何気なく使っているうちに力加減を誤って破損させてしまうケースがあります。今回はメディアごとによくみられる障害例をみてみましょう。
まず、SDカードなどのメモリーカードよくありがちなのが、パソコンにデータを取り込もうとしてメモリカードリーダーに挿入した際に外装を破損させてしまうケースです。
特に、スマートフォンで使用されるmicroSDカードは、カードを電話機本体から抜き挿しする際に、カード自体が折れたりヒビが入ってしまったりするケースも多くみられます。
microSDカードは外装が記録チップと一体化した構造のため、カードに外傷が入った時点で復旧が出来なくなってしまいます。


次に、USBメモリではパソコン挿入中にものがぶつかったりして、USB端子が損傷してしまい、認識しなくなるケースが多いです。対策としては、パソコンでデータを編集する際には内蔵HDD上で行い、データを持ち運ぶ時だけUSBメモリを差し込んでコピーすると良いでしょう。
USB端子に損傷があっても、基板内部の記録チップが無事であれば復旧の可能性は十分あります。
一見頑丈そうに見える外付けHDDも手荒な取り扱いで破損するケースが増えてきています。
特にUSB3.0対応のポータブルHDDで多くみられますが、ケース側のUSBケーブルの差込口が基板から外れてパソコンに接続できなくなるケースが増えてきています。
ケーブルの抜き差しは力任せに行うのではなく、やさしく取り扱うことが重要といえます。
デジタルメディアはかなりデリケートなものですので、取り扱う際は細心の注意を払い、丁寧に取り扱うことがデータを損失するリスクを低減させる近道といえるでしょう。
しかしながら丁寧な取り扱いを行っても、不幸にして障害が発生してしまうことも十分にあり得ます。前述したメモリーカードの外装破損や外付けHDDの基板破損などの症例や、意図せぬ状況で発生した障害でもデータレスキューセンターでは対応可能でございますので、お困りの節はお気軽にご相談ください。
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