梅雨から夏にかけて、高温・多湿で過ごしづらい季節ですが、人間だけではなく、湿気や熱が苦手なデジタル機器にとってもつらい時期です。
では、デジタルデータを保存する記録メディアについてはどうでしょう?
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思い出の写真や動画など大事なデータを保存していたCD-RやDVD-Rなどの光学メディアがいつの間にか読めなくなってしまうことがあります。デジタルデータは経年による劣化はしませんが、保存されている記録メディアそのものは経年劣化していきます。

光学メディアは、記録面にレーザーを当てることで、色素変化や相変化によってデータを記録します。そのため、紫外線や温度変化などで記録層が化学変化を起こしやすく、保管する際は注意が必要です。
また、湿度の高い時期はカビの腐食にも気を付けなければいけません。

CDやDVDを保管する場合は、以下の点に注意してください。
・直射日光をさける
・高温・多湿な環境に保管しない
・急激な温度・湿度変化をさける
・保管ケース(黒いケース)に入れて立てて保存する
■データ保護ノススメ(USBメモリ・メモリーカード・CD・DVDのトラブル対策)

また、時間があるときにでも、保存してあるデータが正常に読めるか確認することをおすすめします。保存状態次第ですが、数年で読めなくなるケースも多いといわれています。保存してある程度時間が経ったメディアは、数年おきに新しいメディアに保存しなおすなどの対策を講じておけば突然データが読めなくなるといったリスクを軽減できます。
気づいた時にはすでに読めなくなっているということもあるので、光学メディアとハードディスクなど、違う種類のメディアに二重にデータを持つのが安全です。

データレスキューセンターでは長期保存で読めなくなったメディアでも復旧に対応しています。もし、大切なデータを保存されているメディアが読めなくなった場合は、弊社までご相談ください。
■光学ディスクのデータ復旧事例