映像の高画質化にともない、次世代メモリカードと呼ばれるXQDカードやCFastカードが登場しましたが、SDカードにも新規格が登場しました。
新規格といってもSDカード自体の形状が変わるわけではなく、速度を表すスピードクラスに新しい規格の追加です。
スピードクラスとは、SDカードの書き込み速度を表す表示で、従来のSDカードにも「スピードクラス」を示す「Class10」等の表示がありました。また、UHS(Ultra High Speed)という規格に対応したカードでは「UHSスピードクラス」を示す「U3」等の表示もあります。二つの規格が同時に存在して混乱を招いていたため、今回新たに「ビデオスピードクラス」が登場し、SDカードのスピードクラスの表記は統一される予定です。
「ビデオスピードクラス」はV6,V10,V30,V60,V90の5段階があり、数字が最低書き込み保証速度を表しています。今までは「UHSスピードクラス」のU3が最速で、最低書き込み保証速度は30MB/秒でした。V60,V90の登場で60MB/秒、90MB/秒の書き込み速度が保証されるようになります。

https://www.sdcard.org/jp/consumers/choices/speed_class/index.html

https://www.sdcard.org/jp/consumers/choices/speed_class/index.html
高速なSDカードの登場により4K画質の録画はもちろん、8K画質の録画にも十分に対応することができます。V90のカードは最低書き込み保証速度が90MB/秒で、実際の速度はそれ以上になるので、今までのSDカードと比べるとかなり高速になります。
XQDカードやCFastカードが先に販売されていますが、SDカードの対応機器の多さを考えるとビデオスピードクラス対応SDカードがこれから普及していく可能性が高いと思われます。
データレスキューセンターでは、もちろんビデオスピードクラス対応カードのデータ復旧にも対応しておりますので、万が一の場合は弊社にご相談ください。
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