パソコン内部のHDDの接続方法には、パラレル接続とシリアル接続の2種類があります。
今では、パラレル接続のHDDはほとんど見かけることがなくなりましたが、どうして変更されてきたのでしょうか。

パラレル接続の場合、IDEケーブルでHDDとパソコンが接続され、HDDの接続部には多数のピン(40pin)が出ています。

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パラレル接続では、多くの信号線を利用するので、一度にたくさんのデータを並行して転送できます。しかし、パラレル接続の場合は、すべての信号が同時に届くよう同期する必要があり、高速化への足かせとなってしまいました。CPUのクロック周波数の増大に伴い、信号線同士のノイズの影響や、信号線ごとの転送速度のずれの影響が発生して、データの転送速度の向上ができなくなっているのです。

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シリアル接続の場合は、7pinの細いSATAケーブルが使用され、IDEと比べると非常にシンプルになっています。
パラレル接続と比べるとシリアル接続では信号線が少なく、一見すると転送速度が不利になるようにみえます。しかし、パラレル接続とは違って同期を取る必要がないため、高速に転送が可能となっています。
たとえるなら、パラレル接続は2人3脚、3人4脚…30人31脚のように横にデータを大量に並べて同じタイミングで一度に送るのに対し、シリアル接続は電車のように縦にデータを並べて一気に押し込むイメージです。

メモリカードにもパラレル接続とシリアル接続があります。
デジカメで利用されている コンパクトフラッシュはパラレル接続、SDカードはシリアル接続です。コンパクトフラッシュ用のカードリーダーを除くと、パラレル接続特有の大量の端子が見えます。それに比べて、SDカードの端子は少なくなっています。
デジカメで4K映像などを撮影するようになって高速な書き込みが必要になり、コンパクトフラッシュでは力不足になりつつあります。そのため、似た形状でシリアル接続となった後継規格であるCFastカードも登場しています。

普段お使いの際には接続形式を意識されることはあまりないと思いますが、パソコンの性能の向上にあわせて、接続する方法も変わってきています。
データレスキューセンターでは接続方法とは関係なくデータ復旧に対応いたしておりますので、なにかございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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