記録メディアを使用中に思わぬトラブルに見舞われたり、使用方法を誤ってデータを損失したりするケースは数多くあります。
とりわけUSBメモリについては最近では大容量のタイプも比較的安価に入手できるようになったこともあり、USBメモリをパソコンに挿しこんだ際に落下物がUSBメモリに当たって折れ曲がる、金属製の端子部が本体から外れるなどのトラブルは比較的ご相談をお受けする機会が多いものです。そんなトラブルもちょっとした工夫で防ぐことが出来る方法があります。

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それはUSBメモリを直接パソコンに差し込むのではなく、間にUSB延長ケーブルを経由させる方法です。
USB延長ケーブルを間に経由させることにより、たとえ落下物がパソコンのUSBポート付近に落ちてきても、USBメモリ自体は物理的に離れた場所にあるため、落下物の直撃を免れることが出来るわけです。

また、USBメモリに限らずWindowsパソコン上でUSB接続の記録メディアを「安全な取り外し」を行わずメディアを外してしまい、それ以降認識できなくなるケースも多くお問い合わせを受けます。
通常であれば安全な取り外しを行ってスムーズに取り外しが行えますが、長くパソコンを使っていると、安全な取り外しを行うのに長く時間をとられるようになるケースがあります。必要な時だけ接続してすぐに取り外すようにすれば、処理待ちの時間が短く済み、挿しっぱなしにしていて端子を破損するトラブルも防げます。

このようにほんの一例ではありますが、ちょっとした工夫や違った方法をとることでデータ損失のトラブルを回避することは可能です。
しかしながら、記録メディアは壊れても修理は行えず、交換するしかありません。

基本的にはUSBメモリにオリジナルのデータを保存せず、パソコンに保存したデータのコピーのみを置くようにすれば、万が一破損や紛失をしたとしてもパソコンにはデータが残ります。同様に、コピーを保存したUSBメモリはパソコンが壊れたときの保険にもなります。

それでも、データ損失のリスクを完全に回避することは難しいのが実情です。
トラブルに見舞われてしまった場合は、お気軽にご相談ください。

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