※本記事は2017年12月18日にGoogle+に掲載した記事です

ハードディスクの大容量化が進んでいて、以前は業務用として販売されていた8TBや10TBのハードディスクが家電店でも容易に入手できるようになりました。

ハードディスクを大容量化する方法は大きく分けて二つあります。データを記録する円盤(プラッタ)の枚数を増やす方法と、1枚のプラッタあたりの記録容量を増やす方法です。ハードディスクの外寸は規格で決まっていますので、中に入れられるプラッタの枚数には限界があります。そのため、プラッタの記憶密度を上げることで大容量化を図ることになります。


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ハードディスク内では、セクタと呼ばれる最少単位ごとにデータの読み書きが行われます。従来のハードディスクは、1セクタあたり512バイトとなっています。各セクタ間にはデータが書き込めない領域が存在するので、セクタ数が多ければ多いほど無駄が増えてしまいます。そこで、セクタのサイズを8倍の4096バイト(4KB)にすることで、無駄な領域を減らし、記録密度を上げることになりました。

しかし、古いOSでは4KBのセクタには対応していないので互換性の問題が出てきます。そこで、AFT(=Advanced Format Technology)と呼ばれる規格が生まれました。AFT規格のハードディスクは、物理的には4KBのセクタで区切られていますが、OSからはセクタサイズ512バイトのハードディスクとしてアクセスできるようにエミュレーションを行うようになっていて、512e(eはエミュレーションの略)とも呼ばれています。AFTのHDDは、Windows の場合は、Vista以降でサポートされています。

さらに、Windows7 SP1以降は、物理的セクタサイズが4KBで、論理的にアクセスする際も4KBとなる4Kネイティブ(4Kn)と言われるハードディスクに対応するようになりました。
AFT のハードディスクは、データの読み書きの際にコントローラ上でセクタサイズの変換が行われるため、パフォーマンスの低下があります。4Knのハードディスクでは、4KBセクタの性能を発揮できるので、今後は4Knのハードディスクが普及していくものと思われます。

データレスキューセンターでは、セクタサイズを問わずどのハードディスクに関しても復旧の対応が可能ですので、障害が発生した場合はお気軽にお問い合わせいただけましたら幸いです。

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