※本記事は2018年2月19日にGoogle+に掲載した記事です

媒体の障害にはデータ部分の損傷である論理障害とハードウェアの機械的な損傷である物理障害があります。論理障害は情報のみの破損なので、媒体を再利用することも”基本的には”可能です。

媒体のトラブルでよくお問い合わせをいただく症状に、データの突然の消失や「フォーマットをしてください」などの初期化を要求されるメッセージが出てくるというものがあります。こういった場合、物理障害が発生していなければ、データ復旧後に媒体を再利用できます。

データ復旧が不要な場合はご自身でそのままフォーマットをすれば新品のメディアと同様に使えるようになるはずですが、エラーメッセージが出てきてフォーマット自体が行えないことがあります。また、フォーマットできても、しばらく使っていると同じ症状になったり、認識しなくなったりすることがあります。

これは媒体の一部に物理障害が発生していて、その部分にアクセスしたタイミングで同じ症状が再発している状況です。また、利用しているうちに障害が悪化して認識しなくなってしまうこともあります。
このように、ただの論理障害と見た目では同じ状況のように見えても、隠れた物理障害が発生していることはよくあります。

障害が起きた媒体を利用することは、様々なリスクを伴うのでお勧めはしておりませんが、再利用をされるのであれば媒体の物理診断を行ってからの利用をお勧めいたします。

弊社では、データ復旧可能な場合に、お預かりした媒体の物理的な障害の有無を診断し、継続利用の目安としていただくオプションサービスもご用意しております。
ただし、物理障害がなくても使用環境によっては相性問題等が原因で同様の障害が再発する可能性がございますので、不測の事態に備えてバックアップを取ることをお勧めいたします。

万が一、障害が発生した場合、弊社では論理障害、物理障害問わず対応しておりますので、お気軽にご相談ください。

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