画像形式には様々なものがありますが、インターネット上ではJPEG(ジェイペグ)と呼ばれる画像フォーマットが一般的です。JPEGは画像データの圧縮率が高いため、データ量を小さくしたいネット上でのデータのやり取りに適しています。また、GIF形式とは異なりフルカラー(1,677万色)も扱えることから、広く普及しました。しかし、1992年にリリースされた古いフォーマットのため、不便なところも多く、新フォーマットへの置き換えが提案されてきました。

2017年にAppleが新しい画像フォーマットHEIF(High Efficiency Image File Format、ヒーフ)と呼ばれるファイルフォーマットをmacOSとiOSで採用しました。HEIFはJPEGと同程度の画質の場合、ファイルサイズが約半分になる高圧縮の画像フォーマットです。また、JPEGよりも新しいファイルフォーマットなのでHDR画像も扱えるなど高性能ですが、基本的にApple製品のみでの対応となるため、JPEGほど普及するかが難しい問題でした。

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画像フォーマットについて

しかし、2018年になってからMicrosoftもWindows10のアップデートで、HEIF形式の画像フォーマットに対応すると発表しました。Androidも次期バージョンの「Android P」でHEIFへの対応が予定されています。
スマーフォトンでも高性能なカメラが搭載され、大きい画像を扱う機会も増えてきているので、近いうちに一般的に使用される画像ファイルフォーマットがJPEGからHEIFへ置き換わる可能性もあるかもしれません。

弊社では、WindowsやMacなどのパソコンや、デジタルカメラで利用されているSDカード、Androidで利用されているmicroSDカードなどからのデータ復旧を行っており、もちろんHEIF形式の画像のデータ復旧にも対応しております。お困りの際はぜひご相談ください。

データ復旧事例(PC/HDD)
データ復旧事例(SD/microSD)