20年ほど前までは、多くの方が音楽を聴くときにウォークマンやCDコンポを使用していましたが、現在はパソコンや携帯電話で音楽を聴いている方がほとんどだと思います。
まだ、日本国内ではCDを購入してPCやスマートフォンに取り込んで聞いたり、ダウンロードサイトで購入したりすることが多く「音楽データを所有する」ことが前提となっています。
一方、海外においては定額音楽配信サービスの利用者が非常に多く、1か月あたり数ドルの会費を払って数千万曲の楽曲を自由に聞けるようになっています。

定額音楽配信サービスでもっとも成功しているのがSpotifyです。

Spotifyは2008年にスウェーデンで生まれたサービスで、2016年から日本でも配信サービスを提供しています。
月額980円で提供していますが、無料でも利用可能で、無料版は機能が制限される、途中で宣伝が挿入されるなどの制約があります。

Spotify以外にもApple Music、Amazon Music Unlimited、Google Play Musicなどの海外サービスがあり、日本向けのレコチョク、LINE MUSIC、ANiUTaなどもあります。

CDを所有する必要がない、膨大な数の曲をいつでも聴ける、いくら聴いても同じ料金、その都度ダウンロードできるので携帯電話のストレージ容量を消費しないなどのメリットがあります。しかし、まだ配信サービスに曲を提供していない歌手もたくさんいるため、聞きたい曲が聴けないことも多いです。サービスごとに配信楽曲が異なるので、場合によっては複数のサービスを併用しなければいけないこともあります。
また、携帯電話で聴く場合は通信容量を使用してしまうというデメリットもあります。

こういった配信サービスが日本でも主流になってくると「保存してあった音楽データが消えたので復旧してほしい」という依頼がなくなってしまうため、データ復旧サービスを提供する側としては複雑な気持ちになりますが、これも時代の流れでしょうか。

海外でも配信を拒否しているアーティストはたくさんいるので、今後もデータとして保有しなければいけない音楽データもあるでしょう。そういったデータが消失した場合は弊社で対応可能ですので、お困りの際はご連絡ください。一部の特殊な機種を除き、USBメモリタイプの音楽プレイヤーのデータ復旧にも対応しております。

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