みなさんはルーターのIDやパスワードを変更されたことはあるでしょうか。
Avast社がアンケートを行った結果、ルーターのIDやパスワードを変更したことがない人が68%というアンケート結果になっていました。

3分の2がルーターのID/パスワードを未変更、4割が管理画面の存在を知らず~Avast調査

ルーターは一般的に購入時の管理用のIDやパスワードが固定されており、そのまま使用し続けると不正侵入される危険性があります。
同様にネットワークHDD(NAS)もIDやパスワードを変更しないまま使用すると不正侵入の原因となります。
これらのネットワーク機器が不正侵入されると、ネットワーク内の情報が盗まれたり、攻撃の踏み台にされたり、スパムメールの送信元にされたりすることがあります。意外なところでは、ネットワーク対応の録画機器や調理家電、空調機器が不正侵入の被害にあっています。
とくに管理用パスワードが空欄や「password」となっている場合にはすぐに変更することをお勧めします。

また、ネットワーク機器には脆弱性を取り除くためにファームウェアアップデートが行える仕組みになっています。脆弱性のあるファームウェアのまま使用し続けると、パスワードを変更していたとしても不正利用される可能性があります。前述のアンケートによるとルーターのファームウェアをアップデートしたことがないと回答した人は43%という結果となっていました。
セキュリティ上、ネットワークに接続できる機器はファームウェアアップデート・システムアップデートすることが推奨されていますので、普段行われていない方はネットワーク機器のファームウェアアップデートを行ってみてはいかがでしょうか。

IOデータ ファームウェアの更新手順について

なお、弊社ではネットワークHDDからのデータ復旧も対応しておりますので、トラブルに見舞われデータにアクセスできなくなった際には、お気軽にお問い合わせいただければ幸いです。

・データ復旧事例 リンクステーション
・データ復旧事例 LANDISK等その他NAS
・パスワードの管理