データ復旧コラム|データレスキューセンター

データレスキューセンターのスタッフによるデータ復旧コラム。PC、HDD、USBメモリ、SDカードの情報を中心としたお役立ち情報をお届けします。

「データ復旧と災害対策」を掲載

「いまさら聞けないパソコン基礎知識 データ復旧と災害対策」を掲載しました。

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https://www.rescue-center.jp/elementary/vol26.html

ランサムウェアにご注意

マスメディアでも報じられているように、現在ランサムウェア「WannaCry」が国内でも猛威をふるっています。ランサムウェアは、パソコン内のデータを暗号化したうえで、身代金を要求するタイプの悪質なソフトウェアです。

先日、Microsoftからセキュリティ更新プログラムに関する案内がありました。

更新内容は2017年3月14日に配信済みのもの(セキュリティ更新プログラム「MS17-010」)と同じです。
そのため、Windows Vista SP2、Windows 7、Windows 8.1、Windows 10、Windows Serverをお使いで、すでにアップデートを行っている場合は問題ありません。

再度案内を行った理由として「お客様の影響の大きさを考慮し、すでにサポートが終了している Windows XP, Windows 8 および Windows Server 2003 についても例外的にセキュリティ更新プログラムを公開しています」と記されています。
通常、サポート期限が切れたOSのアップデートは提供しない方針を取っているので今回は異例の対応ですが、サポート期限後のWindowsにもセキュリティ更新プログラム配布を行っています。その理由としては、今回流行しているランサムウェアの拡散力の強さが挙げられます。

シマンテック公式ブログにおいて、今回のランサムウェアについて解説が行われています。

それによると、「WannaCry は、Microsoft Windows に存在する既知の脆弱性を悪用して、企業ネットワーク内で自身を拡散する機能をもっています。ユーザーの操作はいっさい必要としません。最新の Windows セキュリティ更新プログラムが適用されているコンピュータであれば、感染の心配はありません」となっています。
通常はファイルやURLを開く事で感染するウイルスが多いですが、ユーザーの操作を必要とせず拡散するウイルスとなっています。そのため、受信したメールの添付ファイルを開いたり、悪意のあるサイトを閲覧したりするような操作を行わなくても、同一ネットワーク内で感染したパソコンが存在すれば自動的に感染してしまい、ネットワークにつながったパソコンが多い企業を中心に、世界各地で感染が広がっているようです。

いまのところ、感染はヨーロッパ地方が多いようですが、日本の大手企業でも感染が広まりつつあります。Windowsをお使いの方は更新プログラムが適応されているか、確認をされることをお勧めします。
また、サポートが終了しているWindowsをお使いの場合、ネットワークから切断した状態で使用し、操作を必要としないサーバー等としての利用の場合でも確認されることをおすすめ致します。
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コンピュータウイルスと対策ソフト

仮想化に関する解説を追加

いまさら聞けないパソコン基礎知識に仮想化に関する解説を追加しました。
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https://www.rescue-center.jp/elementary/vol25.html

5G通信で携帯電話通信が高速化

携帯会社各社は、2020年の東京オリンピックに向けてさらに高速なデータ通信ができるよう開発を進めています。
理由はスマートフォンの普及、ウェアラブル端末の登場等で年々トラフィック量が増え、現在のままでは対応できなくなる可能性があるためです。


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次世代規格である「第5世代移動通信システム(5G)」はまだ規格などはっきりと決まっていませんが、現行の第4世代移動通信システム(LTEやWiMAX等の4Gと呼ばれる規格)の通信速度の向上、低遅延の通信、省電力化などが予定されています。

現在の4G規格でもYouTubeなどの動画の閲覧は可能ですが、混雑する時間帯に都心部で動画を見ようとすると通信待ちになる場合があります。今後も、動画コンテンツは増える一方で、4K動画やVR動画など、データ量の多い動画も増えていくことになります。

さらに、2020年の東京オリンピックにはたくさんの人が集まります。
大勢が色々な方法でオリンピックの情報を集め、オリンピックの様子を伝えようすることで、通信量が増加することが見込まれます。
そのため、2020年の東京オリンピックに向けて第5世代移動通信システム(5G)を実現するため開発を進めているのです。

また、5Gは通信を開始してから反応が返ってくるまで1ミリ秒(0.001秒)という低遅延の通信が可能となるので、ネットワーク越しに操作して反応が返ってくるまでのタイムラグがほとんどありません。現在の一般家庭のネットワークは、光ケーブル等で外部とつながり、ルータを経由して各機器が接続される形が一般的です。5Gが普及すると、それぞれの機器にアンテナを搭載し、直接通信することも可能になります。基本的に携帯電話などのモバイル端末のためのシステムですが、高速、低遅延という特徴からパソコンや家電などでも利用される可能性があります。

家庭でNASを利用されている方もいらっしゃると思いますが、現行の無線LANよりも高速でアクセスできるとなれば、ルータなどを介さずに直接5G通信が利用できるストレージも出てくるかもしれません。
そうなれば、家庭で配線や設置場所などで頭を悩ませることなく、どこにいても利用できる、利便性の高いストレージとなるかもしれません。
ただ、5Gが普及しても、コスト面などからすぐに色々なもので利用とは行かないと思われます。そのため、現行のシステム、NASなどを当面運用することになります。
システムの移行が進む前にNASにアクセスできない等のトラブルが発生いたしましたら、弊社にご相談いただければ幸いです。
■NASについて
■データ復旧事例

筑波大学准教授 川村卓様によるお客様の声を掲載

32GBのSDカードのデータ復元をご依頼いただいた筑波大学准教授 川村卓様によるお客様の声を掲載しました。
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