データ復旧コラム|データレスキューセンター

データレスキューセンターのスタッフによるデータ復旧コラム。PC、HDD、USBメモリ、SDカードの情報を中心としたお役立ち情報をお届けします。

データ復旧が困難な障害・メディアに関する情報を掲載

データ復旧が困難な障害・メディアに関する情報を掲載しました。
一見不可能と思われる状況でも、場合によっては復旧できるケースもありますので一度ご相談ください。

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https://www.rescue-center.jp/impossibility/

暗号化とデータ復旧

ホームページから申し込みや買い物をする際に、「SSLを利用しています」などの表示を目にすることがあります。SSLとはSecure Socket Layerを略したもので、インターネット経由で情報を送受信する際に、情報を暗号化する仕組みです。
SSL以外にも、暗号化はパソコンやUSBメモリなどのデータを保存したメディアの盗難や紛失の際に情報が漏えいしないようにしたり、無線LANを利用して公共の場所で通信をする際に情報が盗まれないようにしたりなど、さまざまな所で使われています。
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一般に用いられる暗号方式は、共通鍵暗号方式と公開鍵暗号方式の二つがあります。
共通鍵暗号方式は、暗号化する際と復号化する際に共通のカギを利用する暗号方法です。同じカギ(パスワード)を使って暗号化と復号化を行うため、カギ(パスワード)を知られると情報を読み取られることになります。パスワード式のUSBメモリやZIPファイルなどで、共通暗号化方式が用いられています。

公開鍵暗号方式は、暗号化に使うカギと、復号化に使うカギを別にする暗号方法になります。施錠と開錠でカギが異なるので、施錠用のキーを公開し、送信者にカギをかけてもらって非公開の開錠キーで情報の秘匿性が保ったまま安全にデータを開くことができます。実際にはプログラム上で自動的に公開カギがやり取り行われるため、ユーザーはあまり公開カギを意識することはありません。SSLはこの公開鍵暗号方式が使用されています。

普段お使いのハードディスクやUSBメモリ等も暗号化されているものが増えており、情報の安全性を守られるようになっていますが、パスワードが分からなくなってしまうと、データを読み出すことが出来なくなります。また、暗号化されたメディアが壊れてしまった場合は、復号化を行わないとデータの復旧が出来ないため、より複雑な作業が必要となる場合があります。暗号化しているメディアのバックアップは、忘れずに行うようにしましょう。

■データ復旧と暗号化
■暗号化されたメディアのデータ復旧事例

USBの電力不足に注意

USB接続の機器が認識しないという経験はないでしょうか。認識しない原因はさまざまなものが考えられますが、そのひとつにUSBポートの電力不足があります。

USBポートはUSBメモリやUSB接続HDD以外にも様々な用途で使用されていて、携帯電話の充電などでも使用されています。USBポートから電源を取る便利グッズも多く存在し、USB扇風機やUSBカップウォーマー、USBカイロなどもあります。非常に便利ですが、USBポートから供給できる電力には限界があります。

USBポートには種類があり、それにより給電できる電力が違います。USB2.0のポートは2.5W、青い端子のUSB3.0のポートは4.5Wになります。新規格のUSB3.1のポートは最大で100Wとなり大幅な電力アップとなっています。一部のノートパソコンでは、電源ポート代わりにUSB3.1ポートが搭載されています。


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ACアダプタが付属しないタイプのUSBハブを介して接続をすると動作がおかしくなったり、認識しなくなったりすることがありますが、これはもともと1つのポートの電力を分けて使用しているためです。USBメモリは認識するのでUSBポートは壊れてないようだけどUSB接続のHDDは認識しないような場合このUSBポートの電力不足が考えられます。

認識しないだけなら接続を変えるだけで対処も可能ですが、電力不足のまま動作させると機器が認識できなくなってしまう可能性もあります。USBハブを使用する場合はマウスやキーボードなど消費電力が低いものだけを使用して、消費電力の大きなものはUSBハブを使わずに直接接続する事をお勧めします。対策をとっても突然にトラブルは起こる事がございますので、何かございましたらお気軽にご相談ください。

メディア解説:USBメモリ
復旧事例:USBメモリ

リカバリとリフレッシュ

パソコンの設定を変更したことにより動作が不安定になったり、コンピュータウイルスに感染してしまったりした際、パソコンを元の状態に戻す方法の一つに「リカバリ」があります。リカバリを行うことによって、パソコンを購入当時のまっさらな状態に戻すことができます。あらかじめ作成されたリカバリ用のデータを使って行うもので、Windowsパソコンでは、「回復パーティション」という場所にリカバリ用のデータが保存されています。

リカバリの方法にも種類があり、Windows8以降のパソコンでは、新しく「リセット」と「リフレッシュ」という二つの機能が搭載されています。
リセットとは、パソコン上の全ての設定を完全に削除しOSのインストール直後のような状態に戻すもので、従来のリカバリに相当する機能といえます。ほぼ工場出荷直後の状態になるため、保存していたデータやパソコン上の様々な設定はなくなってしまいます。

もうひとつのリフレッシュでは、ユーザー情報や作成した独自のフォルダ、ファイルを残した状態で、パソコンのシステムやプログラムの部分のデータが再作成されます。そのため、ユーザーが保存したデータは残りますが、インストールしたアプリケーションソフトは削除されてしまうので、。必要なアプリケーションは再度インストールする必要があります。

ユーザーが誤ってリフレッシュを行っても作成したデータ自体は残っているので、必要なアプリケーションをインストールすれば以前のようにデータを開けるようになります。しかし、リセットをしてしまった場合データは全てなくなってしまうので、リセットを行う際はデータのバックアップを取っておくなどの準備が必要です。リフレッシュを行う場合も、万が一に備えてバックアップを取っておくべきでしょう。

パソコンの状態を回復するための方法は、リカバリ以外にも「システムの復元」や「自動修復(スタートアップ修復)」というものがあります。システムの復元はユーザデータに影響を与えない場合が多いですが、自動修復はOSの起動を優先して行われるため、一部のデータが消失してしまう場合があります。特に自動修復は、開始すると途中でキャンセルできず、必要なデータが失われる可能性もあるので注意が必要です。

このように、パソコンの動作がおかしくなってしまった場合に元に戻す方法は複数あり、以前に比べて手軽に行う選択肢が増えました。しかし、誤操作で必要なデータが失われるという事例は決して少なくありません。とくにリフレッシュとリセットに関しては新しい機能でまだ認知度が低いという面もあり、お問い合わせも増えてきています。
弊社ではリカバリされたパソコンからの復旧事例も多数あるので、万が一の際は一度ご相談ください。

ハードディスクの復旧事例

新しいメモリーカード

コンパクトフラッシュやメモリースティック、xDピクチャーカードなどさまざまな記録メディアがかつては混在していましたが、今日ではSDカードが事実上の標準規格となっています。デジカメや携帯電話はもちろん、家電製品やゲーム機にもSDカードが利用さています。

15年以上にわたる歴史の中で、SDカードは改良が加えられています。現在では、転送速度は初期のSDカードの約100倍、容量も数千倍になっています。
この性能は、フルHDの動画やデジタルカメラではSDカードで利用する分には十分ですが、最新の4K動画対応ビデオカメラや高解像度のデジタル一眼レフカメラで必要となる容量、転送速度には十分とはいえない状況となっています。

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そこで新しい規格の記録メディアが発売されました。
2012年に発売されたXQDメモリーカードは、4Kビデオカメラや高解像度のデジタルカメラをターゲットとしており、SDカードよりも高速化、大容量化を実現しています。
拡張性も考慮されており、さらに高速化、大容量化する予定となっています。

SDカードに限らず、従来の記録メディアに比べて高性能な記録メディアになるため、メディア自体も高価となっており、XQDメモリーカードが採用されている機種も業務用のXDCAMや民生用の一部の4Kビデオカメラ、デジタル一眼レフカメラのみとなっています。
現在では、ごく一部の方しか利用される機会がありませんが、このまま4Kビデオカメラや高解像度のデジタルカメラが一般に普及すると、XQDメモリーカードが従来のメモリーカードと置き換わっていく可能性はあります。

データレスキューセンターでは、もちろんXQDメモリーカードのデータ復旧にも対応しておりますので、万が一の場合は弊社にご相談ください。

■メモリーカードの復旧事例

■その他メディアの復旧事例