データ復旧コラム|データレスキューセンター

データレスキューセンターのスタッフによるデータ復旧コラム。PC、HDD、USBメモリ、SDカードの情報を中心としたお役立ち情報をお届けします。

特殊媒体の復旧事例ページを追加

ホームページに特殊媒体の復旧事例ページを追加しました。
データレスキューセンターでは、ICレコーダー、サーバー用テープ媒体、iPod、MP3プレーヤー、デジカメ内蔵メモリなど、その他の様々なメディアからのデータ復旧も行っています。
ph_other

パソコンとテレビでHDDの共有はできません。

長年、パソコンの補助記憶装置として用いられてきた外付けHDDですが、近年ではテレビやブルーレイレコーダーの増設用ドライブとしても用いられるようになりました。
最近発売されている外付けHDDには、パソコン・テレビのどちらでも利用が可能なことをうたい文句として発売されているモデルも存在します。


computer_hdd_sotoduke

ここで注意が必要なのは、パソコンとテレビのデータは共存できないという点です。
「パソコン・テレビのどちらでも利用が可能」というのは、機械的にパソコンとテレビの両方に適合するという意味であって、「パソコンとテレビのデータを同時に保存できる」というわけではないということです。

理由としてはHDDのフォーマット形式がパソコン・テレビの双方で異なることが挙げられます。パソコンだとWindowsではFAT32やNTFSと呼ばれるパソコン用のフォーマット形式でデータが記録されますが、テレビではテレビ専用の特殊なフォーマット形式でデータを記録します。

市販されている外付けHDDはパソコンですぐ使用できるようにFAT32やNTFSでフォーマットした状態で販売されていますが、テレビで使用する場合は初回接続時にテレビ用にフォーマットをし直す必要があります。
つまり、パソコン・テレビの双方でファイルの保存形式の互換性が全くないためデータの共存ができず、テレビに接続して録画用に設定した時点でパソコンのデータは消えてしまいます。
実際にそのようなケースで、データ復旧をご依頼される方も増えてきています。

そのような、テレビ用にフォーマットしてしまったものであっても、その後にテレビ番組を大量に録画している状況でなければ、以前のパソコンデータの復旧の可能性は十分あります。
万一、誤ってテレビでフォーマットしてしまった場合は、お気軽にご相談ください。

■HDDからの復旧事例

ルートキットにご注意

パソコンに悪さをするソフトを総称して、マルウェアと呼びますが、その中にはウイルスやトロイの木馬のほかに「ルートキット」と呼ばれるものがあります。

ルートキットは攻撃用の複数のツールがセットになったもので、攻撃者はルートキットを使うことで目的のコンピュータに侵入し、管理者権限(ルート)を奪うことができます。管理者権限を奪った後はあらゆる操作が可能になるので、遠隔操作ソフト、パスワードの窃盗ソフト、別のパソコンを攻撃するソフト、セキュリティソフトを無効化するソフト、キーボードの入力を記録するソフトなどの別のマルウェアをインストールされることになります。最近では、パソコンだけではなくAndroid携帯電話の権限を奪うタイプのルートキットも存在します。

管理者権限の奪い方には様々な方法があり、一般的にはパソコンのユーザとしての管理者権限までを奪うタイプのルートキットが多いですが、Windowsが起動する前に実行されるブートローダやファームウェアに感染する、より強力なタイプのルートキットもあります。こちらのタイプの場合は、起動した後のWindowsからルートキットの感染を検出することは非常に困難となります。

侵入方法は、プログラムの脆弱性を利用したものが多く、任意のプログラムを実行可能な状態にしてから侵入用プログラムやその他のツールをインストールすることが多いです。

ルートキットの対策としては、ウイルス対策と同様に感染する経路をふさぐことが重要です。プログラムの脆弱性はソフトウェアのアップデートである程度対策を取ることができます。また、出所不明のUSBメモリをパソコンに接続したり、メールの添付ファイルを不用意に開いたり、悪質なサイトにアクセスしたりすることを禁止するだけでも侵入のリスクを減らすことができます。

万が一感染した場合は、通常のウイルスと比べると除去が困難なため、必要なファイルをバックアップしたうえでパソコンの初期化をするとよいでしょう。

いまさら聞けないパソコン基礎知識:コンピューターウイルスと対策ソフト

拡張子についての解説ページを掲載

いまさら聞けないパソコン基礎知識に、拡張子についての解説ページを追加しました。

vol09_img01

BIOSの代わりにUEFI

最近、UEFI(Unified Extensible Firmware Interface)を搭載したパソコンが増えています。
UEFIは、BIOS(Basic Input/Output System)に変わる新しいファームウェアで、ここ数年急速に広まっています。
UEFIやBIOSはコンピュータのハードウェアを制御するための最も低レベルの入出力を行うためのプログラムで、パソコンの電源を入れると最初に実行されます。プログラム自体はマザーボード上のROMに記録されていて、HDDからOSを読み出して起動するまでの間、各ハードウェアは、このUEFIやBIOSによって制御されています。
建物でいうところの基礎にあたる部分ですが、通常は操作することがありません。
パソコン上級者がカスタマイズを施したり、あるいはトラブル発生時に設定を確認したりすることがある程度でしょう。

さて、BIOSがより高性能なUEFIに切り替わるとどのようなメリットがあるでしょうか。
従来のBIOSはパソコン黎明期に設計されたもので、多少の拡張はありましたが、何十年もそのまま使用され続けてきました。しかし、古い設計であるため仕様上の限界があります。例えば3TBのHDDからは起動できないなどの制限があります。
それがUEFIになることで、起動ドライブのHDD容量制限はなくなり、設計の自由度が増し、機能も大幅に強化できるようになっています。
BIOSではシンプルなテキストのみだった画面も、グラフィカルなデザインが利用可能になり、マウスで直感的に操作することもできるようになっています。
また、パソコンの中の情報を盗んだり、破壊したりするマルウェアの中には、OSが読み込まれる前に動作するタイプのルートキットと呼ばれるものがありますが、UEFIのセキュアブート機能を使えば、デジタル署名が施されていないソフトウェアは読み込まれなくなるので、ルートキットを無効化して安全にOSを起動することができます。

BIOSからUEFIへの変更は、データ復旧の現場においても、影響を受けています。
一部の復旧作業においてそれまで使用していたプログラムが対応できなくなることもありましたが、データレスキューセンターではこういった環境の変化に対応して、復旧技術も常に新しいものに改良しておりますのでご安心ください。

■初めてのお客さまへ

■データ復旧事例