データ復旧コラム|データレスキューセンター

データレスキューセンターのスタッフによるデータ復旧コラム。PC、HDD、USBメモリ、SDカードの情報を中心としたお役立ち情報をお届けします。

パソコン内蔵HDDのデータ復旧作業をご依頼いただいたホテルニューオータニ博多様によるお客様の声を公開

起動しなくなったパソコン内蔵HDDのデータ復旧作業をご依頼いただいたホテルニューオータニ博多様によるお客様の声を公開しました。
キャプチャ
https://www.rescue-center.jp/customer/newotani.html


データを失わないようにするちょっとしたアイデア

デジカメ写真をはじめとするデジタルデータは、手軽に記録が出来る半面、注意を怠ると簡単にデータを失いやすい性質をもちます。
しかしながら、少し注意を払うだけでデータの損失を防ぐことが出来ます。

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今回は実際に相談があったケースと回避法についていくつか取り上げてみたいと思います。

よくあるお問い合わせのひとつに、デジカメで撮影したデータをパソコンに取り込む際やパソコン上でUSBメモリ同士のデータをやり取りする際に、途中でデータがなくなってしまうというケースがあります。
このようなケースの場合ほとんどは、元々データが記録されている媒体から、別の媒体に「コピー」ではなく「移動」しているケースが多いです。
コピーを行っていれば、何らかのトラブルが発生しても、元の媒体にデータが残っているので、データ損失の危険性はかなり低くなります。

また、USBメモリが折れ曲がったという話も多く耳にします。
USBメモリは落下などの強い衝撃が加わるといとも簡単に端子が曲がり、基板が折れてしまいます。ノートパソコンに挿したまま移動している際にこのようなトラブルに見舞われることが多いので、移動の際はパソコン本体にUSBメモリを挿したままにせず外して持ち歩く方が良いでしょう。

メモリーカードの場合、財布の中に直接入れていて認識しなくなったというケースがあります。
財布の中は小銭などの固いものがありますので、想像以上にSDカードに圧力がかかり、曲がることがあります。
最悪の場合、中身の記録チップが割れていて復旧が出来なかったというケースもありました。メモリーカードを持ち歩く必要がある場合は、専用ケースに入れることをお勧めします。

いくら注意を払ったとしても、いつどのようなタイミングでトラブルに見舞われるかは予想が出来ません。
ここにあげたようにちょっとした注意でデータ損失を防ぐことが出来ますが、停電や天災など避けられない要因でデータを無くしてしまうケースもあり得ます。

データレスキューセンターでは、誤消去などの不注意によるデータの損失から天災等の避けられない要因によるデータの損失まで幅広く対応しております。
お困りの際は、お気軽にご相談ください。

■初心者窓口 よくあるトラブル事例
■いまさら聞けないパソコン基礎知識
■データ保護ノススメ

SSDのメリットとデメリット

パソコンのメインの記憶領域にはハードディスクとSSDがありますが、それぞれ特徴が異なります。ハードディスクは大容量で、容量あたりの価格が安くすみます。SSDはアクセスが早いですが、容量が小さく価格も高めです。SSDを搭載したほうが高い性能を発揮できますが、価格が高くなったり、保存できるデータ容量が少なくなったりするデメリットがあります。
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一部のパソコンにはSSDの性能と、ハードディスクの大容量の恩恵を受けるために、両方とも搭載しているモデルがあります。CドライブはSSD、Dドライブはハードディスクと単純に2つのドライブを搭載しているモデルや、SSDとハードディスクを一つのドライブとして束ねて、アクセスの多いファイルをSSD領域に入れるという特殊技術を導入したモデルがあります。後者の場合、SSDとハードディスクが搭載されていることを意識せずに使っている方も多いようです。

また、ハードディスクの基板部分にSSDを搭載した「SSHD」という製品もあります。「ハイブリッドHDD」と呼ばれることもあります。これは、ハードディスクの基板上で自動的に書き込み先をSSDにするかHDDにするか振り分けるようになっていて、頻繁にアクセスするデータはSSDに保存されるようになります。前述のSSDとHDDを両方搭載するモデルと違って、ハードディスクをSSHDに置き換えるだけなので、パソコン本体側にデータを書き込む先を振り分ける機能を持たなくて済むメリットがあります。

ハイブリッドHDDであれば、障害が発生したときでも他のパソコンに接続すれば普通のHDDと同様にデータを救出できる可能性がありますが、SSDとHDDが別々にパソコンに実装されていて一つの領域として束ねられている場合は、他のパソコンに接続したとしても普通のHDDとして扱えず、データを救出できない可能性が高くなります。

弊社であればSSDとHDDの両方が束ねられた特殊構成のパソコンでも、データを取り出せた実績が多数ございますので、データ復旧が必要となった際には、お気軽にお問い合わせください。

・データ復旧事例  PC/ハードディスク(HDD)
・データ復旧事例  SSD
・SSDについて

クライムウェアにご注意

パソコンの中で悪さをするプログラムを「コンピューターウイルス」や「マルウェア」と呼びますが、その中の一種にクライムウェアと呼ばれるものがあります。
クライムは「犯罪」を意味します。クライムウェアはパソコン内のデータを破壊することが目的ではなく、個人情報、パスワード、暗証番号等を盗み出し、その情報をもとに犯罪行為を行うためのウイルスです。
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犯罪に利用するという意味で、データを暗号化して身代金を要求するランサムウェアと類似する点が多いですが、ランサムウェアのようにパソコンのデータにアクセスできなくなることあまりありません。

クライムウェアではキーロガーを利用されることがあります。キーロガーとはキーボードの入力内容の履歴を保存するソフトウェアで、その履歴を第三者に送信し、個人情報を盗み出します。
また、画面のスクリーンショットや、Webカメラの映像を保存して送信するものもあり、プライバシーが侵害され続けることもあります。
そのため、クライムウェアに感染したことを気づかせない仕組みになっていることが多く、感染に気付かないまま長期間パソコンを使い続けることがあります。

他のウイルスとは異なり、不特定多数ではなくピンポイントに特定の企業や人物が狙われることがあるのもクライムウェアの特徴です。仕掛ける側は下調べして、その人が開きそうな差出人名や件名で感染用のファイルをメールで送りつけたりします。

以前にもご案内しましたが、予防法としては以下のものがあげられます。
・OSやソフトウェアを最新の状態に保つ
・セキュリティソフトの導入
・重要なデータはあらかじめバックアップする
・出所不明のUSBメモリやファイルを開かない

気が付いた時には手遅れだったとならないため、一度OSやご利用ソフトの状態をご確認されることをおすすめ致します。

■いまさら聞けないパソコン基礎知識コンピューターウイルスと対策ソフト
■初心者窓口

ビデオカメラの動画復旧

これからの季節、行楽やイベントの折にはビデオカメラで撮影をされることも多いことと思います。その際、誤ってデータを削除してしまったというご相談もよくお受けします。
一般のビデオカメラはパソコンと接続をしてデータをやり取りすることが前提になっていて、ファイルフォーマットの仕組みなども汎用的なものが使用されています。そのため、削除やフォーマットなどをしてしまっても、外付けHDDやUSBメモリなどでデータを消してしまった時と同様にデータの復旧が可能です。

ただし、最近の事例では、ビデオカメラの動画は撮影中に動画の形式や長さなどの情報を記録した部分と動画の実データ部分を分割しながら保存をするような独特の保存方式を取っていることが多く、データ復旧の際には特殊な対応が必要なものが増えています。データの痕跡は残っていても、構造がバラバラになっているため、市販の復旧ソフトなどでは正常に復旧できないことが多いようです。
同じメーカーのビデオカメラでも、型番が異なると分割方式も異なるため一つ一つの構造を見極めながら繋ぎ合わせる必要があり、これらを自動化する処理は難易度が非常に高いのでしょう。


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また、製品寿命や落下・水没による影響で正常に動作・起動しなくなったビデオカメラからのデータ復旧の場合は、本体を分解して内部の記録メディアを取り出して処置をする必要がでてきます。
2010年頃までビデオカメラの記録メディアはHDDタイプが主流でした。仮にHDD自体に物理的な障害が発生していてもパソコンのHDD同様、復旧が可能です。
しかし、現在主流になっているメモリタイプは、完全にブラックボックス化された独自規格の構造になっているため、全く異なるアプローチからの対応が必要となります。こちらも型番により復旧の可否が決まることが多いですが、技術の積み重ねにより徐々に対応実績も増えてきました。

データレスキューセンターでは、独自技術の開発によりこういった特殊メディアの復旧にも対応していますのでのお気軽にご相談ください。
■ビデオカメラの復旧事例