データ復旧コラム|データレスキューセンター

データレスキューセンターのスタッフによるデータ復旧コラム。PC、HDD、USBメモリ、SDカードの情報を中心としたお役立ち情報をお届けします。

旅先でのデータのトラブルと対処法

※本記事は2018年3月5日にGoogle+に掲載した記事です

旅行先や出かけた先で写真を撮っている際、突然メモリーカードが不具合を起こしてしまうことがあります。撮影の合間に1枚削除するつもりが全削除を選択してしまい、今まで撮影してきた写真や動画が全て消えてしまったということもあります。
障害の発生したメモリーカードを継続して使用すると障害が悪化する可能性があり、誤削除したメモリーカードの場合はデータを上書きしてしまうので、別のカードに入れ替えてから撮影を続行することをおすすめします。

また、記憶メディアが大容量化して保存できるデータが増えたことにより、消失時の損害も大きくなる傾向があります。使い方によっては数年分のデータを1枚のカードに蓄積できるので、何年分もの旅行写真や、お子様の誕生からの成長過程を記録した写真といった貴重な写真や動画が1回のトラブルで、すべてを失われることになりかねません。

トラブル時の対策としては、まず誤ってデータを削除したメモリーカードについては、誤削除に気づいたら撮影を行わないことが一番です。上書きをしてしまうと削除前のデータは二度と戻ってきません。
メモリーカードに障害が発生すると「フォーマットしてください」「フォーマットされていません」、「今すぐフォーマットしますか?」などのエラーメッセージが表示されることがあります。ここでフォーマットしてしまうと、さらに障害が悪化しまうので、何もせずに使用機器の電源を切り、メモリーカードを抜きましょう。

このような、誤操作や不具合で大切なデータを失わないために、旅行先や出先でもこまめにバックアップをとることが重要です。

バックアップ先としてパソコンのハードディスクを使うのが一般的で非常に有効なバックアップ方法です。荷物が増えるデメリットはありますが一番確実といえます。パソコンの持ち運びが難しい場合は、旅行から戻ったらすぐにパソコンにバックアップしましょう。パソコンの故障に備えて別のハードディスクにもバックアップを取ると、より安心できます。同じデータを2か所以上に分けて保存すると、万が一の際に撮影データを失わずに済む可能性はぐんと高くなります。
カメラ内蔵のWi-Fi機能を利用して画像をスマートフォンへ転送する、オンラインストレージで保存するといった方法もあります。これならパソコンを持ち運ぶ必要がありません。

バックアップの重要性が分かっていても、出先でいつも万全のバックアップ体制をとるのは難しいと思います。データが失われてお困りの際にはデータレスキューセンターまでお気軽にご相談ください。
データレスキューセンターではパソコンやHDDだけでなく、メモリーカード全般のデータ復旧にも対応しております。

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・パソコンがなくてもできるデータ保護
・データバックアップ入門
・SDカードのデータ復旧事例
・データ保護ノススメ
・復旧率を下げない10のルール

テレビ録画とハードディスク

※本記事は2018年3月19日にGoogle+に掲載した記事です

USB接続の外付けハードディスクはもともとパソコン用のデータ保存媒体として使用されるものでしたが、最近ではテレビ番組の録画やビデオカメラの動画データの保存に使用されることが多くなっています。

パッケージにテレビ録画用と書かれた外付けHDDが店頭に並んでいますが、基本的にPC用とテレビ録画用のHDDは同じものです。レコーダーやテレビに接続したときの動作検証済みかどうか違いしかありません。
製品としては同じ外付けHDDですが、PCとテレビではデータの保存/記録形式(ファイルシステム)が異なるため、1台のHDDにパソコンとテレビ録画の両方を入れることはできません。パソコンで使用していた外付けHDDをテレビに繋いだ場合、テレビ録画用に初期化しなおす必要があり、初期化するとデータはすべて削除されます。
弊社でも、パソコン用のHDDをテレビに接続してしまってデータを消失させてしまったというご相談をよくお受けしていますので、ご注意ください。
■ファイルシステムについて

HDDはモーターやヘッドなど稼働部品が内蔵された精密機器なので、使えば使うほど劣化して、故障する確率が高まっていきます。そのため、あまり長期間のデータ保存にはあまり適さないとされています。PCでの取り扱い時は「複数のHDDにバックアップ取っておく」「数年ごとに新しいHDDへ切り替える」などの対応が必要となります。
しかし、テレビ録画データは、著作権保護コンテンツに対し暗号化が施されているため、データのコピーやバックアップが難しいデータとなっています。また、録画した機器でしか再生できないため、HDDが無事でもテレビのほうが故障すると再生が不可能になります。

最近では、「SeeQVault(シーキューボルト)」規格に対応した録画機器も増えています。録画用のHDD、録画に使った機器、再生機器の3つともSeeQVaultに対応していれば、著作権保護コンテンツを別の機器でも再生することが可能です。そのため、録画機器本体が故障しても、SeeQVault対応HDDであれば、テレビ/レコーダーを買い替えてからも再生が可能となります。


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ハードディスクレコーダーの場合、テレビ録画データだけではなくビデオカメラから取り込んだデータも保存可能ですが、ビデオカメラのデータもテレビ録画データと同じように暗号化されることが多く、HDDが故障するとデータが読み出せなくなるおそれがあります。
そのため、ビデオカメラのデータの保存先はレコーダーよりもパソコン用のHDDを選択したほうが無難です。
また、特に大事な録画データはBlu-rayディスクにコピー/保存することが望ましいです。
Blu-rayディスクはハードディスクよりも長期保存に適しており、データ規格が統一されているので再生機器さえあれば、いつでもどこでもデータの確認が可能です。

テレビ番組録画データは著作権保護されているため対応しておりませんが、ビデオカメラで撮影したデータの入ったハードディスクやBlu-rayディスクの復旧には対応しております。また、PC用のHDDを誤ってテレビでフォーマットしたようなケースにも対応実績が多数ございますので、お困りの際にはご相談ください。

■ハードディスクのデータ復旧事例
■外付けHDDについて
■データの削除・フォーマットについて
■データ消失を回避する方法
■データ復旧が困難な障害・メディア

インテルのCPU脆弱性問題

※本記事は2018年3月19日にGoogle+に掲載した記事です

2018年の1月3日にMeltdown(メルトダウン)とSpectre(スペクター)という2つのCPUの脆弱性が報告されました。これらの脆弱性は、本来は保護されていてアクセスが不可能なメモリ領域に、不正なプログラムでアクセスすることが可能になることで発生するセキュリティ上の問題です。通常は、あるプログラムが扱っているデータは、ほかのプログラムからは見られない仕組みになっていますが、その境界を越えてアクセスが可能になり、本来見えないはずの個人情報を抜き取るなどの被害が発生することが想定されます。

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こういったセキュリティ上の脆弱性は、OSやアプリケーションの欠陥(バグ)によって引き起こされることがほとんどですが、今回の脆弱性はCPUというハードウェアの設計上の問題により発生しています。そのため、そのCPU上で動いているOSの種類を問わず被害が発生する危険性があります。

メルトダウンはIntelのCPUの設計上の問題から発生する固有の問題で、主にサーバで使用されるWindowsやLinuxでも影響を受ける可能性があります。
スペクターはすべてのCPUに共通する問題で、PCだけでなくスマホなどのCPUでも影響を受ける可能性があります。
現存するコンピュータのほとんどがどちらか、もしくは両方の影響を受けるため大変大きな問題となっています。

ハードウェアの脆弱性のため、完全に問題を解消させるにはCPUの設計からやり直す必要があります。この脆弱性を突いた攻撃は、読み取るメモリの領域を指定する必要があるため、逆にいえばメモリのどの部分に必要なデータがあるか推測できなければ悪用はできなくなります。そのため、メモリ領域をランダム化するなどのソフト的な対策をとることが可能です。

WindowsやMacのPCや、iPhoneやAndroidなどのスマホで、OSアップデートを通じてセキュリティパッチがすでに配布されていますが、適用した場合、5%-30%ほど処理速度が低下すると言われており、古いCPUほど処理速度が低下するという報告もあります。
また適切ではないパッチを当てたことで、環境によっては起動しなくなったり、再起動を繰り返したりする場合もあり、適切なパッチを適用する必要があります。

もし、アップデートに失敗し起動しなくなった場合のデータ復旧は弊社にご相談ください。
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同じUSB端子でも中身は違う?

※本記事は2018年3月26日にGoogle+に掲載した記事です

ノートPCやディスプレイ、スマートフォンなどの電源ポートやUSBポートとして、USB Type-Cコネクタを採用した機器が増えています。Type-Cコネクタは裏表の区別がなく、ホストとゲストのどちらのデバイスもポート形状は同一なので、方向を気にせず接続できます。Type-Cコネクタが普及すれば、機器にあわせていくつものケーブルを用意する必要がなくなるといわれていました。
ところが、同じようなType-Cのデバイスでも、「USB Type-C」「USB3.1」「Thunderbolt 3 (USB-C)」といった表記がされ、見た目は同じでも違う規格のものが混在しています。


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まず、USB Type-Cは、通信規格ではなくコネクタ、端子の形状のみ規格です。基本的にUSB3.1規格で使用されますが、USB2.0規格のType-C機器やケーブルも存在します。
また、USB Type-Cという名称ですが、「オルタネートモード」機能によりUSB以外の通信規格のデータを流すことが可能です。

例えば、Macでよく使われているThunderboltという接続方法は、今まではディスプレイポートと同じ形状のコネクタが使用されていましたが、Thunderbolt3からはType-C端子も利用可能になりUSBポートと兼用できるようになりました。また、外部ディスプレイに出力するディスプレイポートも今後はType-C端子に統一される予定です。

Type-Cケーブルでやり取りするのはデータや映像だけではなく、電源ケーブルとしても使用可能です。以前のUSBケーブルでも、ある程度の電力供給が可能でしたが、より大容量の電力に対応しています。
最近のMacbookは、電源も含め外部端子をType-C端子1つに統一しています。今後は他のメーカーのノートPCもType-C端子だけのモデルが増えていくでしょう。
電源ケーブルとしてのType-Cにも規格が複数あり、従来のUSBケーブルと同等の「バスパワード」のほか、「USB Power Delivery(USB PD)」という規格も追加されました。バスパワードは、500mA・5V(2.5W)という小型の扇風機を回せる程度の微弱な電力しか供給できませんでしたが、USB PDでは、ハイパワーなノートパソコン本体を動かすことも可能な最大5A・20V(100W)の供給が可能です。USB PD電力供給とディスプレイポートの両方に対応したモニタなら、ノートPCに電力供給をしながら映像信号をノートPCから受け取ることがType-Cケーブル1本だけで可能となります。

Type-C規格に流せるデータが多様なため、対応していないケーブルを利用すると、通信の失敗や電力不足などの問題が発生します。同じケーブルメーカーでも対応出来る通信規格が異なるType-Cケーブルを複数ラインナップしていることもあり、通信規格への適合が不明瞭なケーブルを選ぶと機器の故障といったリスクも存在します。
基本的には、製品に付属するケーブルを使用するのが一番ですが、予備のType-Cのケーブルを購入する際は、対応機器をよく確認して購入してください。

データレスキューセンターでは、コネクタやケーブルの規格を問わずデータ復旧に対応しております。また、朝8時から夜24時まで電話相談可能ですので、いつでもお気軽にお問い合わせいただけます。

■外付けHDDについて
■データ復旧事例 PC/ハードディスク(HDD)

外付HDDの落下にご注意

ポータブルHDDは大容量で持ち運びも便利ですが、落としてしまう心配があります。
机の上からの落下、カバンから取り出す際の落下など日常のふとした瞬間に落下の危険が潜んでいます。気をつけていてもついうっかり落としてしまうことはあると思います。
HDDは精密機器なのでうっかり落としてしまうと、認識しなくなってしまう可能性があります。そんなときに便利なのが耐衝撃機能を搭載したHDDです。

外付ケースの中に衝撃吸収のゴムパーツが付いたものから、TPU(熱可塑性ポリウレタンエラストマー)やPC(ポリカーボネート)など衝撃に強い耐久性にすぐれたケースを採用しているものもあります。中には米軍採用品の選定に用いられる米国MIL規格「MIL-STD-810」準拠を謳っている商品もあります。

MIL規格

また、暗号化機能が搭載されているモデルもあるので、HDDを紛失してしまった場合でも第三者にデータを盗まれる心配はありません。

HDDを落下させて大きな衝撃を与えると、データを読み込むヘッドといわれるパーツが曲がってしまうなどの破損が生じていることがあります。この状態で通電をしてしまうと、記録領域を傷つけてしまう可能性もあります。

ちょっとぶつけただけでも倒れただけでもHDDは認識しなくなることがあります。どれだけ高耐久性の製品でも認識できなくなることもあります。
認識できなくなったHDDはもちろん、落としてヘッドが破損しているものでも復旧できた事例がございます。万が一落としてしまった場合は通電せずに弊社にご相談ください。

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いまさら聞けないパソコン基礎知識 > HDD・USBメモリ・SDカードの障害事例とその対策
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メディア解説 > ハードディスク(HDD)の障害